2013年11月の開発部(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
開発部の洗剤置き場を整理して、洗剤を探しやすく取り出しやすくしました。
<改善前の状態&問題点>
開発室の洗面台の下にはいろいろな洗浄液が保管されていますが、規則性もないまま置いてあるだけでした。
その為、どの洗浄液がどこにあるのか分かりにくく、取り出すのに苦労していました。
<改善後の状態&効果>
少量の洗剤をプラスチックケースにまとめて入れ、ケース内の配置図を表示して定置管理するようにしました。
これによって目的の洗剤が探しやすく取り出しやすくなりました。
2013年11月の製造部(本社)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、潜在する危険源を洗い出し、重要な危険源に対して実行可能な対策を考え、実施することとしました。
テーマ
はかりの日常点検作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?/2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
○ |
1 |
分銅を持ち上げる際、分銅が手から滑り、足に落とし怪我をする |
◎ |
2 |
分銅を持ち上げる際、腰を痛める |
|
3 |
分銅をはかりの上に移動する際、足に当たり足を痛める |
|
4 |
利き手でない手で、分銅を持ち上げると、腕を痛める |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※ |
1 |
分銅をはかりに載せる際は、分銅台車をはかりの側まで持って行き、
手での移動距離を短くする |
※ |
2 |
分銅を持ち上げる際は、腰を据えて持ち上げる |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
分銅をはかりに載せる際は、分銅台車を側まで持って行き、腰を据えて持ち上げよう |
指差し呼称 |
分銅準備・体勢 ヨシ! |
2013年11月の技術部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、潜在する危険源を洗い出し、重要な危険源に対して実行可能な対策を考え、実施することとしました。
テーマ
電動ドリルによる大きめの穴開け作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?/2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
◎ |
1 |
ホールソーが大きい為、負荷が大きく体勢良く押さえていないと腕を痛めたり手首をひねる。 |
○ |
2 |
保護具をしないと削りカスで手を火傷する。 |
○ |
3 |
保護具をしないと削りカスが目に入る。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※ |
1 |
押す力を入れすぎると負荷が強くなるので、適当な負荷でゆっくり作業する。 |
※ |
2 |
保護具を着用する。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
保護具を着用して口径の確認をして体勢よく作業しよう。 |
指差し呼称 |
保護具よし。 |
2013年11月の第1製造部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、潜在する危険源を洗い出し、重要な危険源に対して実行可能な対策を考え、実施することとしました。
テーマ
電動工具を使用しての固着除去作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?/2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
◎ |
1 |
電動工具先端のアタッチメント部のロックが不十分なまま固着の除去作業を行うと、回転の勢いで先端部が外れ、惰性で作業者に当たる。 |
◎ |
2 |
電動工具を使用して固着除去作業を行うと、付着した粉がはがれて飛び、眼に入る。 |
○ |
3 |
長袖、手袋を着用しないで固着除去を行うと、電動工具のワイヤーが飛び、肌に当たる。 |
|
4 |
長袖、手袋を着用しないで固着除去を行うと、はがれた固着が肌に当たる。 |
|
5 |
付着した機械が不安定なまま作業を行うと、機械が傾き体に当たる。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※ |
1 |
作業開始前にアタッチメント部のロックが十分か確認してから作業を行う |
※ |
2 |
保護メガネを着用してから作業を行う |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
電動工具を使用するときは、アタッチメント部のロックが十分か確認し、保護メガネを着用してから作業を行おう |
指差し呼称 |
ロックよし!メガネよし! |
2013年8月から製造現場での問題収集に「マンダラチャート」を取り入れました。
マンダラチャートとは、3×3の合計9マスの中央にテーマとなる言葉を入れ、その周囲の8マスにテーマに関連する事柄、問題点などを入れていくというアイデア発想法です。
喜多村では中央に製品名等をテーマとして入れ、その周りの8マスに「粉砕、分級、投入、回収、充填、保管、検査・測定、その他」という項目をあらかじめ設定しています。各項目の周りにさらに8マス用意されており、それをすべて埋められるように問題をどんどん発見していきます。
このマンダラチャートを製造現場で活用することで、積極的に問題を発見しようという意識が高まっています。今までは見えていなかった問題も徐々に見えてくるようになっています。
マンダラチャートの活用も含め、現場での問題発見力を向上させるよう努めています。
古川工場で使用するカッターナイフを一種類に統一し、管理番号を付与して明示しました。
7月にフッ素樹脂潤滑用添加剤のお客様から「納入された製品の袋からカッターナイフが出てきた」というお問い合わせがありました。結論からいうと、そのカッターナイフは弊社で混入したものではありませんでしたが、お問い合わせがあってすぐの時点では「喜多村のものではありませんよ」と自信を持ってお伝えすることができず、調査のためにお待ちいただくことになってしまいました。
カッターナイフを一種類に統一し管理番号を明示しておくことで、上の様なお問い合わせがあった場合にも「喜多村ではこういうカッターナイフで管理番号入りのものしか使っていませんので、弊社で混入したものではないと考えられます」とすぐに回答することができ、調査のためにお客様にお待ちいただくこともなくなります。
カッターナイフの統一化は、お客様からの万が一のお問い合わせにもすばやく対応するための工夫のひとつです。
古川工場にエルボージェット分級機を導入しました。
エルボージェット分級機は、微粉、粗粉の一点分離はもちろんのこと微粉、細粉、粗粉の二点分離ができることが大きな特長です。またシャープな分級ができることも特長のひとつです。
主に研究・開発用として利用していきますが、エルボージェット分級機の活用により分級技術の幅が広がっていきます。