古川工場に新しいドラムプレス機を導入しました。

受託粉砕の中には、ドラム缶に原料を入れて送っていただくお客様もいます。ドラム缶内は液体原料を注入して冷えて固形状となった原料で満たされています。そのため、ドラムプレス機でドラム缶を押し潰し、中の原料を荒く砕いて取り出す必要があります。
ドラム缶一個につき、潰す箇所の高さや向きを変えたりして数カ所押し潰しますが、今までのドラムプレス機では押し潰す回数分、ドラム缶をセットし直していました。
今回新たに導入したドラムプレス機は、その工程を自動でやってくれます。ドラム缶をセットして一度ボタンを押せば、高さ向きも自動で変えてプレスしてくれるため、人の手間は大きく減りました。
また、ドラム缶をセットして安全柵を閉めてからでないとプレス機は作動しない安全装置も組み込んだため、作業者の安全性が今までよりも確保できています。
作業者の手間を削減し、安全を確保し安心して作業できるようにしたことで、お客様の製品の品質向上に繋がればよいと考えています。
本社工場に設備洗浄用の電気温水器を導入しました。
弊社の受託粉砕では一製品毎、粉砕設備を分解して洗浄します。今まで本社工場では、部品など小さなものはお湯が出る洗い場で洗浄していましたが、回収機など大型の粉砕設備用の洗い場では給湯器がなく年中冷たい水で洗浄していました。
今回、大型の粉砕設備用の洗い場でもお湯が使用できるように電気温水器を導入しました。
冬の寒い時期の作業者の負担を軽減するだけでなく、お湯で洗うことで回収機などに残留している粉体を速やかに洗い落とすことができ、作業効率の向上にも繋がっていきます。
2014年3月の原料課(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
原料課の工具、電動器具置き場を1ヶ所にまとめて使いやすくしました。
<改善前の状態&問題点>
以前は、工具置き場が2ヶ所にあり、一方の工具置き場については外部から丸見えの状態だったため、盗難にあう危険性もありました。

<改善後の状態&効果>
工場内に大型の工具置き場を設置し、2ヶ所あった工具置き場を1ヶ所にまとめたことにより以前よりも使用しやすくなり、管理も容易になりました。また、室内に移動したため盗難される危険も無くなりました。
2014年3月の品質保証部(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
品質保証部の熱分析TG-DTA・DSC測定に使用する備品の保管方法を改善しました。
<改善前の状態&問題点>
熱分析TG-DTA・DSCの測定に使用する備品が、2つの引き出しに分かれて収納されていたため、準備に手間がかかりました。また、必要な備品を取り忘れると何度も引き出しを開閉して取り出すというムダがありました。(測定に必要な備品は、写真上の赤丸)
<改善後の状態&効果>
専用のケースを用意して、ひとつのケースで一括管理するようにしました。ケース内では備品の名前も明示して、定置管理をするようにしました。これにより測定準備に手間取ることもなくなり、作業性もよくなりました。終了時も片付け忘れがなくなりました。
2014年3月の製造部(本社)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
アルミ袋ヒートシール作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
○ |
1 |
ヒートシールをする際、指を挟み怪我をする |
◎ |
2 |
アルミ袋を持った時、指を切り怪我をする |
|
3 |
アルミ袋をシーラーに載せる際、落としてしまい足を怪我する |
|
4 |
ヒートシールをする際、体勢が悪く、腰を痛める |
○ |
5 |
アルミ袋のエアー抜きをする際、粉が出てきて目に入り、目を痛める |
|
6 |
雑に取り扱うと、ヒートシーラーが倒れて、怪我をする |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
アルミ袋ヒートシール時は、保護ゴム手袋を着用し作業しよう |
指差し呼称 |
ゴム手袋着用 ヨシ! |
2014年3月の総務部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
アジャスター付き脚立使用の作業
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1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
○ |
1 |
4本の足がすべて地面に接地していないと、登って作業をするときに脚立がガタついてバランスを崩す。 |
◎ |
2 |
アジャスターで脚立の足の長さを調節した後、確実にロックしないと作業者が足をかけた際に脚立が倒れる。 |
◎ |
3 |
使用後に収納した際、しっかりロックしていないと運搬時に勝手に足が伸び、周囲にいる作業者に当たる。 |
○ |
4 |
設置するときに脚立のベース板が正しく接地していないと、登った際に重みで不安定になる。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※ |
1 |
アジャスターで伸縮調整した時は確実にロックする。 |
※ |
2 |
作業後にアジャスターを収納した後は確実にロックする。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
アジャスター付き脚立を運搬・使用するときは、しっかりとロックしてあることを確認しよう。 |
指差し呼称 |
「アジャスターロック ヨシ!!」 |

ロック時は青表示

ロック解除時は黄表示

ベース板をしっかり接地させる
(写真手前はNG)
2014年3月の第1製造部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
機械運搬作業(フォークリフト使用)
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
○ |
1 |
高さのある設備を運搬中、各棟入口のクイックシャッターを通過するときに入口上部に設備が当たって傾き、周辺作業者に当たる。 |
◎ |
2 |
クイックシャッター上部の高さよりも入口の高さが低い粉砕室があるため、クイックシャッターを通過できても、そのままの高さで粉砕室に入ろうとすると、入口上部の梁に設備が当たって傾き、周辺の作業者に当たる。 |
|
3 |
高さのある設備を運搬中、上部ばかりに気をとられていると歩行者の発見が遅れ接触する。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※ |
1 |
各棟入口のクイックシャッター前で、安全確認バーに当たらないことを確認してから通過する。(安全確認バーは棟内の粉砕室入口上部の最も低い箇所の高さに合わせて設置されている) |
※ |
2 |
安全確認バーに当たるときは運搬中の設備の高さを低くして調整する。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
高さのある設備を運搬するときは、安全確認バーに当たらないことを確認して、そのままの高さで通路・作業室を通過しよう! |
指差し呼称 |
高さヨシ!! |