2014年9月の第1製造部(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
今回、第1製造部ではすきまゲージを定位置管理するようにしました。
<改善前の状態&問題点>
ミーティングルームの引き出しにすきまゲージの保管場所がありますが、乱雑に入れてあり、すきまゲージが何個あるのか把握出来ていませんでした。その為、紛失してもわからない問題点がありました。
<改善後の状態&効果>
引き出しを整理し、入れる場所を決めました。数を把握し、すきまゲージが一目でわかるようになりました。紛失した場合もすぐにわかります。
2014年9月の開発部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
ガラス器具洗浄作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
◎ |
1 |
手を滑らせてガラスビーカーをシンクに落とすとビーカーが割れ、作業者が手を切る |
◎ |
2 |
手を滑らせてガラスビーカーをシンクに落とすと、シンクに置いてある他のビーカーや器具に当たって割れ、作業者が手を切る |
◎ |
3 |
重いものをガラス器具と同時に洗うと、シンクに置いてあるガラス器具の上に落としてガラス器具が割れ、作業者が手を切る |
○ |
4 |
ガラス器具に傷があると素手で洗浄したとき作業者が手を切る |
○ |
5 |
洗浄に使用する洗剤が水はねと共に作業者の体に飛び、目に入って負傷する |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※ |
1 |
シンクにクッションシートを敷き、洗浄中にガラス器具を落としても割れないようにする |
※ |
2 |
洗浄していないビーカーはクッションシート以外の場所に置く |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
ガラス器具を洗浄する際はシンクにクッションシートを敷いてから洗浄開始しよう |
指差し呼称 |
(クッション)シート配置 よし! |
2014年9月の技術部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
リードバイス(万力)を使用した丸棒曲げ作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
◎ |
1 |
リードバイスに丸棒を挟む際、口金からずれた状態で曲げ作業を行うと丸棒が外れ、勢いで打撲又は身体を痛める。 |
○ |
2 |
パイプを使用して曲げ作業を行う際、曲げ側の長さが短いとパイプが外れ、勢いで打撲又は身体を痛める。 |
◎ |
3 |
リードバイスの締め付けが弱いと丸棒が外れ、勢いで打撲又は身体を痛める。 |
○ |
4 |
ハンマーを使用して叩き曲げをする際、衝撃が強い為、ハンマーを落とし打撲する。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※ |
1 |
口金にしっかり挟まっているか確認する。 |
※ |
2 |
リードバイスのハンドルをがしっかり締まっているか確認(増し締め)してから作業する。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
リードバイスに丸棒を挟む時は口金にしっかり挟まっているかを確認し、増し締めしてから行おう!! |
指差し呼称 |
位置よし!締めよし!! |
2014年9月の第2製造部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
パレテーナ取扱い作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
◎ |
1 |
パレテーナ組み立て作業に気を取られていると、周囲の物や人に気付かずに接触する。 |
○ |
2 |
パレテーナの枠のロックを忘れていると、枠が倒れてきて足に当たる。 |
|
3 |
長年使用しているパレテーナの為、素手で組み立て作業を行いキズ(バリ)があるところに触れると、手に裂傷を負う。 |
○ |
4 |
パレテーナの留め金具は錆びていて、はまりにくい物がある為、無理に力を入れて作業を行うと、留め金具から手が外れ腕をぶつける。 |
|
5 |
枠を折りたたむときに、角の枠を持ちながら折りたたむと、指を挟み怪我をする。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※ |
1 |
周囲に何もないか確認してから、組み立て作業を行う。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
パレテーナの組み立て作業を行うときは、周囲を確認してから、組み立て作業しよう。 |
指差し呼称 |
周囲よし! |
7月にご紹介しました本社製造部の「粉砕室のカーテンを防音仕様に/騒音対策を拡充!」に続き、本社製造部で実施した騒音対策をご紹介します。
下の写真は今回工場内に設置した防音シートです。

設置された防音シート
防音シートのこちら側は、近隣住宅に近い方であり、こちら側への騒音は出来る限り小さくする必要があります。
防音シートの向こう側には、騒音源となるコンプレッサーや粉砕機が稼働しており、非常に大きな音を発しています。以前はコンプレッサーのまわりだけ防音シートで囲って対策していましたが、それでは不十分だという会社判断により、粉砕機も含めて防音シートで囲うことにしました。
防音シートの効果は大きく、シートのこちら側の騒音は小さくすることができ、近隣住民への影響も小さくなったと思われます。
古川工場の事務所前の駐車場を舗装し直しました。また、駐車場から第1製造部(受託粉砕部門)へと繋がる階段を作り直しました。

舗装して綺麗になった駐車場

作り直された階段
事務所前の駐車場は前回の舗装から年月が経っており劣化した状態でした。ひび割れや陥没している部分などもあり、安全性に一部問題がありましたが、今回の舗装し直しによって全面綺麗な状態となり、改善されました。
また、駐車場から第1製造部へと繋がる階段は、以前は岩を置いた感じの階段で手摺りもなく、安全への配慮が不足していました。今回、写真のようにコンクリート階段に作り直し、手摺りも設置しました。
今後も、社員やご来社いただく方の安全に配慮した改善を、継続していきます。
以前ご紹介しました「粉砕室前室の仕切りをシャッターに置き換え/異物侵入させません!」に続き、古川工場の他の粉砕室でも、前室の仕切りをシャッターに置き換えました。

屋外と前室との仕切りをシャッターに置き換えることで、隙間を極力減らし、虫や埃が粉砕室へ侵入する可能性を小さくしています。
喜多村では異物混入のリスクをゼロに近づけられるように様々な予防策を実施しています。今後もお客様にはコンタミネーションの心配なく安心して受託粉砕サービスをご利用していただけるよう、さらなる努力をしていきます。