2015年3月の製造部(本社)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
ロール紙切り取り作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
| ○ |
1 |
ロール紙を引っぱって後退する際、他の作業者にぶつかり、怪我をする。 |
| ○ |
2 |
ロール紙を引っぱる際、後方のパレットや台車に気づかず、躓き転倒し怪我をする。 |
|
3 |
ロール紙を切る時、カッターナイフで手を切る |
|
4 |
素手で作業していると、紙で手を切り怪我をする。 |
| ◎ |
5 |
周辺が散らかっていると、躓き転倒し怪我をする。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
| ※ |
1 |
整理、整頓をする |
| ※ |
2 |
他の作業者に、注意しながら作業する |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
| チーム行動目標 |
ロール紙を切り取る作業をする際は、整理・整頓をし、周囲の安全を確認して、作業しよう |
| 指差し呼称 |
周囲、安全確認 ヨシ! |
2015年3月の総務部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
ドラム缶計量器取り付け作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
| ○ |
1 |
ホイストの真下に計量器台車を置かないと、吊り上げる際に台車が横方向へ引っ張られて動き、作業者に当たる。 |
| ◎ |
2 |
計量器取り付けの際、台車のキャスターをロックしていないと台車が動き、作業者に当たる。 |
| ○ |
3 |
計量器を吊り上げた後、台車を計量場所に置いたままにしていると、計量作業に気をとられ作業者が台車とぶつかる。 |
| ◎ |
4 |
計量器取り付け後、台車を移動した際にキャスターロックをし忘れると台車が動き出し、作業者に当たる。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
| ※ |
1 |
台車を移動するごとにキャスターをロックする。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
| チーム行動目標 |
台車を置くときは必ずキャスターをロックし、動かないようにしよう。 |
| 指差し呼称 |
「台車キャスターロック ヨシ!!」 |
古川工場に粉砕加工室を増室しました。
粉砕室は当社の粉砕事業(受託粉砕事業、フッ素樹脂潤滑用添加剤事業とも)には、なくてはならない仕事道具のひとつです。特に受託粉砕事業では、お客様の製品毎に専用部屋を用意して粉砕するため、粉砕室の数は対応力に直結します。
とはいえ、限られた敷地、限られた建物内に新たな粉砕室を作るのは、非常に難しいことです。そんな中、昨期から進めてきた工程改善等により、既存の加工室や設備などを省スペース化することができ、空いてきたスペースを新たな粉砕加工室に整備し、1室増やすことができました。
わずか1室の増室ですが、古川工場の対応力に大きく影響するものと考えており、お客様のご要望に今まで以上にお応えできるようにしていきたいと思っています。
古川工場に小型除雪機を導入しました。
古川工場の所在地である岐阜県飛騨地方は豪雪地帯です。その中でも古川工場がある飛騨市古川町畦畑はさらに雪深い地区であり、毎年沢山の雪が降り積もります。そのため、工場内の通路の除雪、屋根の雪下ろしなどをする必要があり、社員が就業時間中に行っています。
これまでは大型除雪車(ホイールローダー)で除雪していましたが、運転するには資格が必要なため、限られた社員しか行えませんでした。今年は例年よりも雪が多く、もっと手軽に除雪できるものが欲しいという要望を受けて、今回、小型除雪機を導入しました。
導入された小型除雪機は資格がいらず、今までよりも多くの社員が利用できるため、手軽にこまめに除雪作業をすることができます。(今冬に限っては安全性確認、運用方法確立のため、利用者を限定しています。)
除雪作業や雪下ろしは社員が通常業務の合間をぬいながら交代で行わなければならないので、できるかぎり効率的に進めるためにも、この小型除雪機を有効に活用していきます。
古川工場に静脈認証によるセキュリティシステムを導入しました。
静脈認証とは手のひらや指の血管の形を読み取り本人確認を行う認証方式のことです。
古川工場の事務所の入口に写真のようなシステムが導入され、あらかじめ登録された社員が手のひらをかざすことで、セキュリティが解除、設定されます。また、品証棟や各部の事務所のキーも、このセキュリティを解除した後にしか持ち出せないため、工場全体としてのセキュリティ向上に繋がっています。
工場内への不審者の侵入防止策として今後運用していきます。
2015年2月の技術部(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
今回、技術部ではデシカント除湿機の排気ダクトを以下のように改良しました。
<改善前の状態&問題点>
デシカント除湿機の排気用ダクトが固定されておらず、冬季の除雪の邪魔になっていました。また見栄えも良くありませんでした。

<改善後の状態&効果>
排気ダクトを持ち上げて固定することにより、冬季の除雪の妨げは解消され、掃除もしやすくなりました。また見栄えもよくなりました。

2015年2月の開発部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
暖房機器への燃料充填作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
| ○ |
1 |
ストーブが付いた状態で灯油を給油すると引火する |
| ○ |
2 |
給油する際、給油ホースの先についた灯油がはねて目に入る |
| ○ |
3 |
灯油がこぼれて大量に皮膚につき皮膚があれる |
| ○ |
4 |
灯油がいっぱい入ったポリタンクを無理な姿勢で持ち上げ給油を行うと腰を痛める |
| ◎ |
5 |
ポリタンクを倒しコンセントに灯油がかかり引火する |
| ○ |
6 |
満タンのポリタンクを持ち上げようとして腰を痛める |
| ◎ |
7 |
ストーブに給油中、灯油があふれコンセントにかかり引火する |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
| ※ |
1 |
コンセントの周りに吸着マットを敷いてから給油する |
| ※ |
2 |
ポリタンクにラインをつけ、給油量の上限を決める |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
| チーム行動目標 |
給油するときはポリタンクへの給油量を守り、コンセントの周りに吸着マットを敷いてから行なう |
| 指差し呼称 |
給油量よし! 吸着マットよし! |