2015年5月の原料課(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
鉄カゴ収納作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
|
1 |
カゴが金属の為、手袋をしてないと端で手を切り怪我をする。 |
|
2 |
蓋を収納するとき、無理な体勢で持ち上げようとすると腰痛になる。 |
| ◎ |
3 |
積み重ねて収納するとき、持っている場所が悪いと手を挟み怪我をする。 |
| ○ |
4 |
カゴを分解するとき、周りに人がいるとカゴと接触し怪我をする。 |
| ○ |
5 |
カゴを倒して分解する為、後ろへ下がったとき足元に物があると転倒し怪我をする。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
| ※ |
1 |
積み重ねて収納するときは、端を置いてスライドさせる。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
| チーム行動目標 |
積み重ねて収納するときは、端を置いてスライドさせて重ねよう。 |
| 指差し呼称 |
作業方法確認よし!(作業開始時) |
古川工場にカウンタージェットミル(ホソカワミクロン社製)を追加導入しました。
今期43期は、本社で製造できる品番を古川工場でも製造できるようにしていこうという会社の方針が出されました。このことはBCPの観点からとても大切なことであり、また喜多村全体のレベルアップにも繋がることです。
本社ではカウンタージェットミルの仕事が主となっているため、古川工場へスムーズにまたスピーディに製造移管するためにも、今回の追加導入は必要不可欠といえるものです。
今回の導入により古川工場のカウンタージェットミルAFG200型は8台となりました。お客様に対して手を尽くすことができるよう、必要な設備があれば今後も積極的に導入していきます。
本社製造部の台秤を買い換えました。
本社製造部では、フレコンの原料や製品を計量する作業があり、導入時から長期に渡って毎日のように使用されてきました。導入からずいぶん年月が経っており、見た目も老朽化してきていました。今後も、この計量作業は続いていきますので、今回、新たな台秤を購入し、置き換えました。
作業者としても新品のものは気持ちよく使うことができ、気分一新、仕事に励むきっかけにもなっています。
2015年4月の技術部(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
今回、技術部では銘板の保管方法を改善しました。
<改善前の状態&問題点>
機械銘板を、写真のような容器に入れて機械毎に分けて収納していましたが、目的の銘板を探し出すのに時間と手間がかかっていました。
<改善後の状態&効果>
銘板専用の引き出しを用意し、機械種類毎に色分け・表記をして収納するようにしました。これにより一目で目的の銘板を探し出せるようになりました。
2015年4月の製造部(本社)の5S活動事例を紹介します。
今回、製造部では掃除エリアを今まで以上に見える化しました。
<改善前の状態&問題点>
ホワイトボードに掃除エリアのアルファベットが書いてあり、別掲の図で掃除エリアを確認していました。
<改善後の状態&効果>
構内図の掃除エリアに色を付けることにより、担当エリアがどこまでの範囲か一目で分かるようになりました。また、担当者の所に掃除エリアを貼ることで、誰が、どこの担当かすぐに分かるようになりました。
2015年4月の品質保証部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
フレコン原料入荷作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
| ○ |
1 |
フレコン原料に気をとられ周囲の確認が疎かになり、歩行者と接触しケガをする。 |
| ○ |
2 |
倉庫保管場所に搬入する際、前方の視界が悪いため誘導者や歩行者に接触しケガをする。 |
| ◎ |
3 |
フレコン原料が載っているパレットは片面パレットの為、そのまま二段積みすると、不安定な状態となり荷崩れを起こし、誘導者にあたりケガをする。
フレコン原料を二段積みする際、片面パレットが片面のため支給パレット(両面)を敷かないと荷崩れを起こし誘導者にあたりケガをする。
|
| ◎ |
4 |
フレコン原料を二段積みする際、下段のフレコン原料内にエアーが入っていると不安定な状態となり荷崩れを起こし、誘導者にあたりケガをする。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
| ※ |
1 |
二段目に載せる際は、一段目の上に両面パレットを敷いてから、二段目を載せ保管する。 |
| ※ |
2 |
二段目に原料を載せた際、下段原料のエアーが抜け安定したことを確認してからフォークリフトを 後退させる。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
| チーム行動目標 |
フレコン原料を二段目に載せる際は両面パレットを敷き、フレコン内のエアーが抜け安定したことを確認してからフォークリフトを後退させよう。 |
| 指差し呼称 |
二段目 パレット ヨシ!! 安定 ヨシ!! (誘導者) |

片面パレットは底面がないため、このまま二段目に載せると不安定

両面パレットを敷いて安定させる
古川工場第一製造部に自動昇降台車(以下、リフター)を導入しました。
第一製造部には、原料が入った容器などを、足下の低い位置や頭の高さほどの位置へ移動させる作業があります。これまでは、作業者が重い容器を抱え上げて行っていたため、中腰になったりしゃがんだりしなくてはならず、作業者の足腰に大きな負担がかかっていました。
導入したリフターを使用すると、作業者が容器を抱え上げてしゃがんだり立ったりする動作をリフターが担うことになり、リフターの昇降操作をするだけで済むようになります。また、台車の天板を改良してローラーを設置したので、小さな力で容器をスライドさせることができ、この作業における足腰への負担は大きく軽減されました。
リフターは 第二製造部でも既に導入されており、製造現場における作業者の足腰への負担軽減、腰痛予防の対策のひとつとなっています。