古川工場に粉砕加工室を増室しました。
粉砕室は当社の粉砕事業(受託粉砕事業、フッ素樹脂潤滑用添加剤事業とも)には、なくてはならない仕事道具のひとつです。特に受託粉砕事業では、お客様の製品毎に専用部屋を用意して粉砕するため、粉砕室の数は対応力に直結します。
とはいえ、限られた敷地、限られた建物内に新たな粉砕室を作るのは、非常に難しいことです。そんな中、昨期から進めてきた工程改善等により、既存の加工室や設備などを省スペース化することができ、空いてきたスペースを新たな粉砕加工室に整備し、1室増やすことができました。
わずか1室の増室ですが、古川工場の対応力に大きく影響するものと考えており、お客様のご要望に今まで以上にお応えできるようにしていきたいと思っています。
古川工場に小型除雪機を導入しました。
古川工場の所在地である岐阜県飛騨地方は豪雪地帯です。その中でも古川工場がある飛騨市古川町畦畑はさらに雪深い地区であり、毎年沢山の雪が降り積もります。そのため、工場内の通路の除雪、屋根の雪下ろしなどをする必要があり、社員が就業時間中に行っています。
これまでは大型除雪車(ホイールローダー)で除雪していましたが、運転するには資格が必要なため、限られた社員しか行えませんでした。今年は例年よりも雪が多く、もっと手軽に除雪できるものが欲しいという要望を受けて、今回、小型除雪機を導入しました。
導入された小型除雪機は資格がいらず、今までよりも多くの社員が利用できるため、手軽にこまめに除雪作業をすることができます。(今冬に限っては安全性確認、運用方法確立のため、利用者を限定しています。)
除雪作業や雪下ろしは社員が通常業務の合間をぬいながら交代で行わなければならないので、できるかぎり効率的に進めるためにも、この小型除雪機を有効に活用していきます。
古川工場に静脈認証によるセキュリティシステムを導入しました。
静脈認証とは手のひらや指の血管の形を読み取り本人確認を行う認証方式のことです。
古川工場の事務所の入口に写真のようなシステムが導入され、あらかじめ登録された社員が手のひらをかざすことで、セキュリティが解除、設定されます。また、品証棟や各部の事務所のキーも、このセキュリティを解除した後にしか持ち出せないため、工場全体としてのセキュリティ向上に繋がっています。
工場内への不審者の侵入防止策として今後運用していきます。
2015年2月の技術部(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
今回、技術部ではデシカント除湿機の排気ダクトを以下のように改良しました。
<改善前の状態&問題点>
デシカント除湿機の排気用ダクトが固定されておらず、冬季の除雪の邪魔になっていました。また見栄えも良くありませんでした。

<改善後の状態&効果>
排気ダクトを持ち上げて固定することにより、冬季の除雪の妨げは解消され、掃除もしやすくなりました。また見栄えもよくなりました。

2015年2月の開発部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
暖房機器への燃料充填作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
| ○ |
1 |
ストーブが付いた状態で灯油を給油すると引火する |
| ○ |
2 |
給油する際、給油ホースの先についた灯油がはねて目に入る |
| ○ |
3 |
灯油がこぼれて大量に皮膚につき皮膚があれる |
| ○ |
4 |
灯油がいっぱい入ったポリタンクを無理な姿勢で持ち上げ給油を行うと腰を痛める |
| ◎ |
5 |
ポリタンクを倒しコンセントに灯油がかかり引火する |
| ○ |
6 |
満タンのポリタンクを持ち上げようとして腰を痛める |
| ◎ |
7 |
ストーブに給油中、灯油があふれコンセントにかかり引火する |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
| ※ |
1 |
コンセントの周りに吸着マットを敷いてから給油する |
| ※ |
2 |
ポリタンクにラインをつけ、給油量の上限を決める |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
| チーム行動目標 |
給油するときはポリタンクへの給油量を守り、コンセントの周りに吸着マットを敷いてから行なう |
| 指差し呼称 |
給油量よし! 吸着マットよし! |
2015年2月の原料課(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
フレコン原料運搬作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
|
1 |
勢いよくリフトを運転すると、フォークが補助者に当たり怪我をする。 |
| ◎ |
2 |
補助者と運転者の呼吸が合わないと、フレコンの帯とフォークの間に手を挟む。 |
|
3 |
フレコンの帯を確実に掛けないと、帯が外れフレコンが落下し、補助者に当たる。 |
|
4 |
フレコンの周りに物があると、補助者が躓き体勢を崩し、フォークに当たる。 |
|
5 |
フレコンを吊り上げたとき、上部に気をつけないとマストがシャッターに当たる。 |
| ○ |
6 |
フレコンを吊り上げたとき、帯が劣化しているとフレコンが落下し、周りの作業者に当たる。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
| ※ |
1 |
補助者がフレコンの帯を掛けたら手を離し、リフトマンに合図をする。 |
| ※ |
2 |
リフトマンは補助者の手が離れたことを確認してから操作する。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
| チーム行動目標 |
補助者はフレコンの帯を掛けたら手を離してリフトマンに合図し、リフトマンは補助者の手が離れたことを確認してから操作しよう。 |
| 指差し呼称 |
補助者:「フレコン帯掛けよし!」 リフトマン:「補助者の退避よし!」(指差し呼称を合図とする) |
2015年2月の製造部(本社)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
片付け、戸締まり作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
|
1 |
足元が暗いところでは、パレットなどに躓き怪我をする |
| ○ |
2 |
洗浄室に作業者がいることに気づかず、洗浄室前を消灯してしまい、出てきた作業者が物に躓き怪我をする |
|
3 |
洗浄室から浸み出してくる水で滑って怪我をする |
| ◎ |
4 |
洗浄室に作業者がいることに気づかず、戸締まりをしてしまい、出られなくなる |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
| ※ |
1 |
戸締まりをする前に、洗浄室内を確認する |
|
2 |
夕礼時に、点呼する |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
| チーム行動目標 |
戸締まりをする際は、洗浄室内を確認してから施錠しよう |
| 指差し呼称 |
洗浄室内確認 ヨシ! |