2014年8月の第1製造部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
カッターミルのスクリーン点検作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
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1 |
手袋が汚れた状態で、スクリーン点検用の取っ手をつかみ、開閉作業をおこなうと、手が滑った際に、下部ホッパーの重みで腰を痛める。 |
○ |
2 |
片手で開閉作業をおこなうと、下部ホッパーの重みで腰を痛める。 |
◎ |
3 |
点検終了後、下部ホッパーと上部ホッパーのロックナットが、しっかり入っていないか、確認しないで手を離すと、下部ホッパーが開き、足に当たる。 |
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4 |
床が汚れたまま作業をおこなうと、力を入れたときに足が滑り、転倒する。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※ |
1 |
手を離すときは、ロックナットがしっかり入っているか、確認する。 |
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2 |
ロックナットが2本かかっていることを確認する。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
スクリーン点検終了時は、ロックナットがしっかり入っているか、確認してから手を離そう。 |
指差し呼称 |
ロックナットよし!! |
本社製造部では、これまでのガソリンフォークリフトに替えて、バッテリーフォークリフトを増設導入しました。
弊社の工場内は継続的な5S活動より、クリーンな環境を維持しています。工場内のクリーンな環境を保つためには、排ガスの出ないバッテリーフォークリフトは欠かせないものとなってきており、このフォークリフトもその役割を担っていくと思います。
また、今回導入したフォークリフトはフォークの幅も電動で変えることができるため、幅変更時の作業者の腰等への負担が軽減され、安全衛生面の改善にもなっています。
本社製造部の粉砕室と通路の仕切りカーテンを防音仕様のものに変更しました。(一部)
粉砕設備からは様々な騒音がでます。粉砕機によっては非常に大きな騒音になることがあり、周辺地域に対する騒音対策をしっかりとする必要があります。
本社工場では、これまでに壁に防音材を設置したりコンプレッサーの周囲に防音シートを設置したりして、周辺地域への騒音対策をしてきました。
今回のカーテンの防音仕様化も騒音対策の一つとして実施しました。
今までの防音仕様でないカーテンのときには、粉砕室の外を通行するだけでも大きな音を感じましたが、防音仕様のカーテンに取り替えてからは、粉砕室の外で感じる音は非常に小さくなり、効果は大きいと考えます。
また、通路を通行する作業者の耳への負担も減り、社業員の安全衛生面でも改善されました。
古川工場第1製造部にショットブラストを導入しました。弊社ではこのショットブラストを設備機械洗浄に利用し、洗浄作業の効率UPを図ります。
受託粉砕では1受注毎に、粉砕機をはじめ粉体回収機、配管、製品缶等の設備を解体して、付着している粉を掃除機や水洗いで取り除き洗浄します。粉体の種類によっては配管などに固着してしまい、水洗いだけでは取り除きにくいものもあり、時間がかかり非効率です。
ショットブラストは、設備、部品などにガラスビーズをエアーで吹き付けることによって固着している粉体を効率よく取り除きます。手の届きにくい曲がった配管や、細かい凹凸がある部品などに特に効果を発揮し、今までの洗浄方法に比べて格段に効率がよくなりました。
洗浄効率を上げることで、次の製品の製造までの時間が短縮され、納期短縮にも繋がっていくと考えています。
2014年7月の技術部(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
今回、技術部ではコンプレッサー室の物品棚を整理整頓しました。
<改善前の状態&問題点>
コンプレッサー室の棚には色々な物品が乱雑に置いてあり、何がどこに在るかわかりにくい状態でした。また、棚の塗装が剥がれ錆も多く見られました。
<改善後の状態&効果>
不要な物を廃棄し、コンプレッサーの備品、オイル吸着マット、グリース、薬品と置き場を決めて管理する様にしました。
何がどこにあるか一目でわかるようになり探す手間がなくなりました。 棚自体も錆を落とし塗装し、全体的に見た目もよくなりました。
2014年7月の原料課(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
今回、原料課ではフッ素樹脂原料の切断作業時の環境を改善しました。
<改善前の状態&問題点>
フッ素樹脂の大型原料を切断するときに周辺に切り粉が飛散するため、今までは古いダンボールで周りを囲っていました。
作業者はダンボールで視界が遮られ周辺の確認がしづらい環境でした。またダンボールは風や衝撃などで簡単に倒れたりしていました。
<改善後の状態&効果>
専用の飛散防止シートを制作しました。
囲いが透明なので周辺の確認ができるようになり、キャスター付きで折りたたみ式なので収納も容易になりました。倒れることもなくなりました。
2014年7月の製造部(本社)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
一斗缶コック取り付け作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
◎ |
1 |
コックを取り付ける際、缶とコックの付け根で手を挟み怪我をする。 |
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2 |
中腰の姿勢の為、腰を痛める。 |
◎ |
3 |
一斗缶の口に取り付ける際、コックの爪に手が当たり怪我をする。 |
○ |
4 |
コックを取り付ける際、手が滑りコックを落としてしまい足に当たり怪我をする。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※ |
1 |
固定ネジにラインを付ける |
※ |
2 |
保護手袋を着用する |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
一斗缶にコックを取り付ける際は、保護手袋を着用し、ラインより上を持って作業しよう。 |
指差し呼称 |
保護手袋、持ち位置 ヨシ!! |