2015年12月の第1製造部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
フォークリフトでの大型機械運搬作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
◎ |
1 |
大型機械の中心を持ち上げないと、段差などで大型機械がバランスを崩し倒れ、歩行者にあたる。 |
◎ |
2 |
フォークリフトのツメの幅を最大に広げ、しっかり奥までささないと段差などでツメが外れ、大型機械が倒れ歩行者にあたる。 |
◎ |
3 |
大型機械は大きく幅がある為、前進で運ぶと前が見えない為、歩行者に気がつかずあたる。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※ |
1 |
荷締め機を使って、マストと大型機械を固定してから、運搬する。 |
※ |
2 |
運搬する時は、必ずバックで周囲を確認しながら運搬する。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
フォークリフトで大型機械を運搬する際は、大型機械とマストを荷締め機で固定してから、バックで運搬しよう。 |
指差し呼称 |
固定よし! |
<品種・材料/粒子径>
KTL-8FH(自社製品)/Dp50
<管理図の変化>
<改善内容>
分級機および排気ファンの設定をシビアに調整しました。また、配管にノッカーを設置して配管内の付着を減らすことで、粒度を安定させました。
※当社のノウハウとなる部分につきましては、抽象的な表現にさせていただいています。ご了承ください。
<品種・材料/粒子径>
KTL-610(自社製品)/Dp50
<管理図の変化>
<改善内容>
分級機の設定をシビアに調整しました。また、中間工程の原料の粒度を安定させました。
※当社のノウハウとなる部分につきましては、抽象的な表現にさせていただいています。ご了承ください。
2015年11月の品質保証部(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
今回、品質保証部では最終検査用パレットの保管ラックを使いやすいように改善しました。
<改善前の状態&問題点>
第1倉庫には最終検査用パレットを保管するラックがあり、各種パレットを保管しています。ラックの棚面は地面から高さがあり、段差になっているため、パレットを出し入れしづらい状況でした。また、ラックの奥の隙間に、パレットに敷くためのダンボールを保管していたため、見た目がよくありませんでした。
<改善後の状態&効果>
ラックの棚面と地面の段差にスロープを設置しました。これにより、パレットの出し入れが以前よりもスムーズにできるようになりました。また、ラック内の左寄りに仕切り柵を設置し、柵の右側にパレット、左側にダンボールを保管するようにしたため、ダンボールも取り出しやすくなり、見た目もよくなりました。
2015年11月の開発部(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
今回、開発部では実験設備用の流量計を自由に移動できるようにして使いやすくしました。
<改善前の状態&問題点>
開発部の実験設備で使用する流量計は、片付けがしやすいように柱の専用フックに掛けて簡易的に設置していました。しかし、専用フックの近くにコンセントスイッチを後付けしたため、流量計とコンセントスイッチが干渉し、ぐらついたり斜めを向いたりして使いづらい状態でした。また、流量計を柱から動かせないので実験設備の設置場所が限られてしまい不便に感じていました。
<改善後の状態&効果>
流量計をキャスター付きのパネルに取り付けました。これにより流量計が実験室内を自由に移動できるようになり、別の実験室でも使いやすくなりました。また、パネルは多孔板のためフックの取り付けも可能であり、長いホースを使う場合はS字フックなどで整頓することもできるようになりました。
2015年11月の技術部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
粉砕機のVベルト交換作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
○ |
1 |
機械が縦型の為、Vベルトの取付位置が低く無理な体勢で行うと身体を痛める。 |
◎ |
2 |
カバーで覆われており暗い為、取付、取り外しの際、見えにくくプーリーとベルトの間で手を挟む。 |
○ |
3 |
膝を付いて作業する為、膝を痛める。 |
◎ |
4 |
モータをスライドさせベルトテンションを緩めて作業を行う際、緩めが足りないとプーリーとベルトの間で手を挟む。 |
|
5 |
立ち上がる際、配管等で頭等をぶつける。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※ |
1 |
投光器等の照明で視界を確保する。 |
※ |
2 |
モータを十分スライドさせてから作業する。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
Vベルト交換作業は照明で視界を確保し、モータを十分スライドさせ、Vベルトが十分緩んだことを確認してから行おう!! |
指差し呼称 |
Vベルト緩みよし!! |
古川工場の設備・機械洗浄場の改修工事をしました。
当社の受託粉砕では、一製品の粉砕が終わると粉砕設備を分解して洗浄します。
洗浄場は隣り合わせで2箇所あり仕切りがありましたが、長年の使用により老朽化していました。そのため、隣で水洗いしていると、隙間や穴から残留粉を含む洗浄水が飛んできて、洗い直しの二度手間が発生したり、飛んできたものが付着したまま設備汚染される可能性がありました。
今回の改修工事では、隣り合う二つの洗浄場をきっちり分けられるように、仕切りの位置も変更し新しいものにしました。
これによって、隣の洗浄場から洗浄水等が飛んでくることはなくなり、洗い直しの手間は省かれクリーニング時間の短縮に繋がっています。また設備汚染の可能性も低減されています。