2019年2月の製造部(本社)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
井戸水フィルター交換作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
○ |
1 |
素手で作業をすると蓋やクランプのバリ等で手を怪我する |
◎ |
2 |
電源を切らずに作業をすると、取り外し時水圧で蓋が勢いよく外れてしまい怪我をする |
|
3 |
カバーの中のフィルターを取り外す際、泥が目に入り怪我をする |
○ |
4 |
蓋のクランプを取り付け取り外しをする際、手をはさみ怪我をする |
○ |
5 |
蓋のクランプを取り付け取り外しをする際、手を滑らせて転倒し怪我をする |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
井戸水のフィルターを交換する際は、電源を切ってから作業をしよう! |
指差し呼称 |
電源遮断ヨシ! |
古川工場のコンプレッサーのうち1台を更新しました。増えるジェット粉砕の仕事を支えます。

「ジェット粉砕機」に不可欠な圧縮エアー
前回の記事でもお伝えしましたが、当社では「コンプレッサー」は粉砕機に並ぶほどの重要な設備です。特に「ジェット粉砕機」を使って粉砕するためには、圧縮エアーが不可欠です。しかも非常に多くの圧縮エアーを必要とし、それがないと「ジェット粉砕機」は機能しません。当社受託粉砕では「ジェット粉砕機」と「コンプレッサー」は不離一体のものと言えます。
「ジェット粉砕機」の需要が増加
本社では以前からジェット粉砕機の仕事が多かったのですが、近年は古川工場でもジェット粉砕機を使用する仕事が増えてきました。これはお客様から求められる粉砕の精度が年々高まっており、精度の高い粉砕をするための手段のひとつとしてジェット粉砕機を選択するということが多くなってきたからです。
増えるジェット粉砕にコンプレッサーも対応
ジェット粉砕機による仕事が増えれば、圧縮エアーの必要量は当然ですが増えます。これに対応するために今回1台のコンプレッサーを更新し、今までよりも出力の高いものにしました。この更新によって、より安定的にエアーを供給できるようになりました。今後のジェット粉砕品の増産もしっかりと支えてくれることと思います。
本社工場にドレン処理装置を設置しました。

当社事業の重要設備「コンプレッサー」
当社の事業には受託粉砕事業、フッ素樹脂潤滑用添加剤事業に2つがありますが、いずれの事業も「粉砕」を生業としています。そんな当社にとって最も重要な設備はもちろん「粉砕機」ですが、それと並んで重要な設備があります。それが「コンプレッサー」です。
特に本社工場は、エアーの力を使って物を粉砕するジェット粉砕機をメインに仕事をしており、非常に多くの圧縮エアーを使用しています。なのでコンプレッサーなしでは事業が成り立たないといえます。
第一工場のコンプレッサーは10年選手、ドレン油分増加傾向
本社の第一工場のコンプレッサーは導入後10年が経っています。そのため、いろいろな部品に経年劣化が見られるようになってきました。油冷式のコンプレッサーなので、ドレンにはもともと微量の油分が含まれるのですが、経年劣化が進んできた影響でその油分が増加傾向となっていました。
ドレン処理装置でドレンの油分を確実に処理
これまではドレンの微量油分はオイル吸着マット等で処理していましたが、最近の増加傾向を踏まえドレン処理装置を設置しました。
ドレンの油分濃度(n-ヘキサン抽出物質含有量)を5ppm以下に処理できるものなので、油分が増加傾向にあっても確実に処理していける状態が整いました。これで10年選手のコンプレッサーでも環境への影響を心配することなく安心して使用していけるようになりました。

処理後のドレン
2018年12月の総務部(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
総務部では「食堂パンフレット置場の整理」を実施しました。
<改善前の状態&問題点>
食堂奥の弁当注文モニター下には、パンフレットを陳列する為に、机が縦に重ねて置かれていました。期限切れのパンフレットが長期間放置されたり、物同士が重なり合ったりして見た目が悪く、スペースもとっていました。
また、机の重ね置きは不意の落下による危険を伴っていました。
<改善後の状態&効果>
20種類まで陳列できるようなパンフレットスタンドを設置し、古いパンフレットから順次撤去していくように改善しました。
見た目もスッキリし、必要なパンフレットだけの陳列が可能になりました。
机の重ね置きを止め、危険もなくなり、スペースを広く確保出来たので、会議の場合などに臨時で机を設置する事も出来るようになりました。
2018年12月の第1製造部(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
第1製造部では「机棚の設置(E-3室)」を実施しました。
<改善前の状態&問題点>
E-3室で使用する捕虫ケースとサイクロン分解治具が机の下の床に直置きされている状態で掃除がしにくい状態でした。
<改善後の状態&効果>
机に棚を製作し物を収納できるようにしました。これにより床への直置きが解消され掃除がしやすくなり衛生面が向上しました。
2018年12月の開発部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
フォークリフトを使用した
2階への設備積み降ろし作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
◎ |
1 |
サイドブレーキを引かないまま作業すると、ペダルの踏み込みが緩んだ途端、リフトが動き、2階の作業者に当たり、けがをする。 |
◎ |
2 |
フォークの掛かりが浅いと、設備を持ち上げたときに、設備がバランスを崩し、2階の作業者に当たり、けがをする。 |
◎ |
3 |
フォークを十分に起こさないまま設備を持ち上げると、フォークから設備がずれ、2階の作業者に当たり、けがをする。 |
◎ |
4 |
積荷を降ろすとき、リフトが十分に後退していないと、2階フロアに設備(フォーク)が当たって、設備がずれ、2階の作業者に当たり、けがをする。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
|
1 |
サイドブレーキを必ず引いてから、積み降ろし作業を行う。 |
※ |
2 |
2階作業者と声を掛け合い、安全確認できてから次の作業を行う。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
フォークリフトを使用した2階への設備積み降ろし作業は、2人で声を掛け合い、安全呼称を実施し作業を行う。 |
指差し呼称 |
「声掛け、安全確認良し!」 |
2018年12月の設備保全部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
ハンダ付け作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
○ |
1 |
電熱コテに誤って触れて火傷をする。 |
◎ |
2 |
接合部がしっかり固定されていないと電線が外れハンダが飛び散り火傷する。 |
|
3 |
発生した煙を吸い込み気分が悪くなる。 |
○ |
4 |
冷える前に溶着部に触り火傷をする。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
※ |
1 |
接合部をバイス、万力等で固定する。 |
|
2 |
電線に無理な力を加えない。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
ハンダ付け作業時は接合部をしっかり固定して作業しよう |
指差し呼称 |
接合部固定ヨシ |