今回は2013年8月の第2製造部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
第2製造部で行う「250Lドラムパレット積み作業」をテーマとして取り上げ、潜在する危険源を洗い出し、重要な危険源に対して対策を考え、実施することとしました。
KY活動テーマ
250Lドラムパレット積み作業
どんな危険が潜んでいるか?これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
- 床に粉がこぼれていると、足が滑り、ドラムが倒れて作業者が怪我をする。 ⇒ ○
- 250Lドラムは高さが約120cm程度有り、転がしにくい為、移動させる際にバランスを崩してドラ
ムが倒れ、作業者が怪我をする。 ⇒ ◎
- 250Lドラムは約130kgあるため、ドラムを移動させようと傾ける際、無理な体勢だと腰を痛める。 ⇒ ○
- 移動させる際、250Lドラムを人の方に傾けすぎると、ドラムの重さに耐えられず倒れ、怪我を
する。 ⇒ ○
- パレットに積載する際、ドラムの重みでパレットがずれ動き、バランスを崩してドラムが倒れ、
作業者が怪我をする。
- はかりから下ろす際に、足場に注意していないと、足の上に下ろしてしまい怪我をする。
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
- 移動させる距離を短くする。
- はかりとパレットの間隔を短くする。
私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
ドラムを移動させる時は、はかりとパレットの距離を短くし移動させよう |
指差し呼称 |
はかり・パレット間隔よし |
今回は2013年8月の本社製造部の5S改善事例を紹介します。
本社製造部に保管してある試作サンプルの保管期間を色分けして管理するようにしました。
<改善前の状態&問題点>
試作サンプルには保管期間の決めがなく、年々増える事でスペ-スの確保が難しくなっていました。
年度の古いサンプルや、重複しているサンプルもある為、探す手間が掛かっていました。
<改善後の状態&効果>
年度別にテ-プで色分けをすることで、探す手間がなくなり、管理しやすくなりました。
今回は2013年7月の第1製造部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
第1製造部で行う「ドラムポーター使用作業」をテーマとして取り上げ、潜在する危険源を洗い出し、重要な危険源に対して対策を考え、実施することとしました。
KY活動テーマ
ドラムポーター使用作業
どんな危険が潜んでいるか?これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
- ドラムポーターで原料ドラムを浮かせるとき、爪が掛かりきらないまま浮かせると、爪からドラムが外れ、原料ドラムが落下し体に当たる。
- 浮かせた原料を運搬するとき、ドラムの位置が高すぎると、段差に車輪が引っかかったときバランスを崩し、ドラムが前方に転倒して、体に当たる。 ⇒ ◎
- 浮かせた原料を運搬するとき、ドラムの位置が低すぎると、段差にドラムが引っかったはずみで急ブレーキがかかるためバランスを崩しハンドルなどで体を打つ。 ⇒ ○
- 方向を変える時勢いよく回転すると、バランスを崩し、ドラムポーターが横転して体に当たる。
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
- 適切な高さが確保できているか確認してから作業を行う
- 進行方向に大きな段差や物がないか確認してから作業を行う
- 周囲(ドラム付近)に他の作業者がいないか確認してから作業を行う
私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
ドラムポーターを使用する時は、高さを確認してから作業しよう |
指差し呼称 |
高さヨシ!! |
今回は2013年7月の製造部(本社)のKY活動事例を紹介します。
製造部で行う「水分測定における蒸発皿出し入れ作業」をテーマとして取り上げ、潜在する危険源を洗い出し、重要な危険源に対して対策を考え、実施することとしました。
KY活動テーマ
水分測定における蒸発皿出し入れ作業
どんな危険が潜んでいるか?これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
- 蒸発皿を取り出す際、他の皿に接触し火傷する ⇒ ○
- 蒸発皿を取り出す際、トングで取り損ない、落下し割れて怪我をする
- 扉が半開きの為、取り出す際、扉に接触して落下し、割れてしまい怪我をする ⇒ ○
- 蒸発皿を取り出す際、腕が内部の壁に接触し、火傷する ⇒ ◎
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
- 蒸発皿を取り出す際は、軍手を着用し取り出す
- 蒸発皿を取り出す際は、長袖を着用し作業する
私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
蒸発皿を出し入れする際は、扉を全開にし長袖、軍手を着用し作業しよう |
指差し呼称 |
出し入れ準備ヨシ! |

今回は2013年6月の総務部(古川工場)の5S改善事例を紹介します。
総務部事務所のファイルの収納方法を改善し、定置管理するようにしました。
<改善前の状態&問題点>
各ファイルの置き位置が決まっておらず、ファイル返却時には空いているスペースに入れていました。
目的のファイルが毎回違う位置あるため、探すムダが発生していました。
<改善後の状態&効果>
背表紙のファイル名を大きくし見えやすくし、棚板にはファイル名のラベル貼り付け定置管理できるようにしました。関連あるファイル郡の背表紙には連番をつけたり斜線つけたりして順に並ぶようにしました。
目的のファイルが毎回同じ位置に収納されているため、一目で探し出せるようになり探すムダがなくなりました。
今回は2013年6月の第2製造部(古川工場)の5S改善事例を紹介します。
第2製造部の粉砕室の作業道具の置き場を改善し、定置管理するようにしました。
<改善前の状態&問題点>
作業台として利用しているファイバードラムの上にシャクやハンマーなどの作業道具を置いていました。
道具類の定置管理ができていなかったため、無くなっても気づきにくい状態でした。また作業に利用できるスペースが狭く作業効率もよくありませんでした。床掃除の際にはファイバードラムを持ち上げて移動させる必要があり、掃除に手間がかかっていました。
<改善後の状態&効果>
台車を導入し、各道具類の収納位置を決めて定置管理するようにしました。作業スペースも広くなりました。
道具類の有無がすぐに分かりますので、万が一無くなったとしても気づくことができます。台車なので移動が容易にでき、床掃除がしやすくなりました。作業スペースも広がり、作業効率もアップします。
今回は2013年5月の技術部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
技術部で行う「100V電動工具の電源入れ」をテーマとして取り上げ、潜在する危険源を洗い出し、重要な危険源に対して対策を考え、実施することとしました。
KY活動テーマ
100V電動工具の電源入れ
どんな危険が潜んでいるか?これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
- コードが損傷していて銅線がむき出しになっているのを気づかないで、コンセントを接続すると露出した電線に接触すると感電する。 ⇒ ○
- 素手でコンセントを差し込んでコンセントの露出部分に接触し感電する。
- 電動工具のスイッチがONのままの状態又はロック状態で、コンセントを差し込んだために突然回り出し、体に触れて怪我をする。 ⇒ ◎
- ディスクグラインダー砥石の締め付けが甘い状態に気づかないで、スイッチをいれたために本体から外れて飛んできた砥石で損傷する。
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
- スイッチがOFF、スイッチロックが解除である事を確認する。
私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
チーム行動目標 |
電動工具に電源を入れる時は、スイッチ確認を実施しよう ヨシ |
指差し呼称 |
スイッチOFF、ロック解除 よし |