本社第一工場に倉庫を新築/旧飼料棟の有効活用を目指します!


本社第一工場の旧飼料棟の一部を解体して、製品倉庫を新築しました。

第一工場倉庫新設

本社の旧飼料棟

当社は2003年以前には飼料の製造販売を事業のひとつとしていました。その飼料の製造をしていた建物のことを今でも旧飼料棟と呼んでいます。旧飼料棟は建築されてから数十年が経過していますので、非常に古びた建物になっており、今では主に設備・資材や廃棄物を置いておく場所として使われています。

旧飼料棟の有効活用を目指す

先にも述べた通り旧飼料棟は非常に古い建物のため、そのままの状態で使えることといったら、物を置いておくことくらいしかありませんでした。しかし敷地面積としては粉砕加工室が数室作れるくらいはあり、このままではもったいないということで、ここを有効活用できるように改修・改築をして再生していこうということになりました。

再生計画の第一弾

今回の倉庫の新築は、再生計画の第一弾です。壁がはがれ落ちたり窓がなくなったりしていた物置スペースを解体し、製品倉庫として新築しました。

第一工場倉庫新設

Before:解体した建物の内部

これによって約67m2(12.4m×5.4m)の製品倉庫を新たに確保することができました。出来上がったお客様の製品を今までの倉庫とともに大切に保管することができます。

第一工場倉庫新設

After:新築した倉庫の内部

この先も旧飼料棟の改修・改築は続きます。建物内の床面の舗装し直しや、粉砕加工室の増設も計画しています。旧飼料棟を本社の受託粉砕で十分に活用できる場所として再生し、本社第一工場の一部として進化させていきます。

配管フェルール化を進行中/パッキン混入リスクゼロを目指します!


当社では今期、古川受託粉砕部門において「配管の完全フェルール化2カ年計画」と称して、配管の継手部分の変更を計画・実施しています。

配管フェルール化

今までの配管と問題点

配管の継手には何種類もの形状があります。当社の古川受託粉砕部門で今まではフランジ継手の配管を主として使用していました。フランジ継手は、円盤状の板同士の間にパッキンを挟み、数個のボルトとナットで固定するタイプのものです。

当社の受託粉砕では配管の内部を空気の流れとともに粉末が通過しますので、粉末とパッキンが接触することになり、パッキンが削れてしまう可能性があります。パッキンの点検や定期的な交換等を実施するによって削れて混入するリスクを小さくしていますが、フランジ継手のままではリスクゼロに近づけるには限界がありました。

配管フェルール化

フランジ継手

配管のフェルール化

このリスクをゼロに近づけようという対策が、配管のフェルール化です。配管をフェルール継手タイプのものに取り換えることで、パッキンの混入リスクをゼロに近づけようというものです。

フェルール継手の配管は、溝付きのフランジにパッキンをはめ込み、継手同士をクランプで締め付けて固定します。パッキンが配管内部に表面化していないため、パッキンと粉末が接触することがなく、パッキンが削れることもありません。

また、クランプの締め付けは工具を使う必要がなく手締めで簡単にできるため作業の効率化にもつながります。

配管フェルール化

フェルール継手

完全フェルール化2カ年計画

数年前からフェルール化を進めてきましたが、今期はこれをスピードアップして進めようという指示が社長から出ました。パッキン混入リスクをゼロに近づけるには、このフェルール化は非常に有効であると改めて認識したからです。

しかし、すべての配管をフェルール化するには部品を揃えるだけでは済まず、各種粉砕設備の出入り口の改造も必要になるため、簡単には進まないことが予想されましたので、今期から2年の間に完了すべく、計画を立て、順次実施していくこととなりました。

配管フェルール化

パッキン混入リスクゼロを目指して

当社では、お客様からお預かりした原料・製品に異物を混入させてしまうという事故を、最も重大な品質事故としており、絶対に発生させてはいけないと考えています。当然、パッキンの混入も発生させてはいけません。

パッキンの混入リスクゼロを目指して、配管のフェルール化をこの2年で順次進めていき、異物混入のない安心した製品をお客様にお届けできるようにしていきます。

古川工場第一倉庫にシャッターを増設/小動物の侵入対策を強化!


古川工場第一倉庫にシャッターを増設しました。小動物が倉庫へ侵入するのを防ぎ、お客様の原料や製品を守ります。

第一倉庫シャッター設置

大自然の中にある古川工場

当社には国内に事業場が3ヶ所ありますが、そのうちの一つである古川工場は岐阜県飛騨市古川町というところにあります。JR飛騨古川駅に降り立ち、あたりを見渡すと自然に囲まれた地域だということがすぐにわかりますが、工場がある畦畑という地区はそこからさらに車を15分ほど走らせた、山をひとつ超えたあたりにあります。工場に着くと、駅のある古川中心部とは一味も二味も違った大自然を感じることができるほどだと思います。

小動物が工場に顔を出すことも

そんな大自然の中にある工場なので、森の中からもいろいろな小動物が来場します。昆虫や鳥はもちろんねずみなどが迷い込んできて顔を見せることも。古い過去には夜が更けたころに子熊がやってきて、当社の社員が格闘したという武勇伝があったりもします。

お客様の製品を小動物から守ります

このように大自然に囲まれているがゆえに様々な動物が工場の周辺に生存していますので、工場に侵入してくることは仕方のないことではありますが、お客様からお預かりした原料や製品についてはこれらの小動物からしっかりと守らなくてはなりません。

特に原料や製品を保管している倉庫への侵入は徹底して防ぐ必要があります。侵入した小動物がお客様の大事な製品を引っ掻いたりかじったりして、損傷させてしまっては申し訳ないことです。原料や製品自体にもビニールシート等で保護していますが、そもそも侵入されない対策を強化しようということで、今回、第一倉庫にシャッターを増設して、侵入経路をできる限り減らすことにしました。

シャッター以外にも、飛来虫、歩行虫のトラップの設置やモニタリング、薬剤散布、防鼠施工などを行い、虫を含めた小動物の侵入をできる限り防いで、お客様の製品を守る努力をしています。

第一倉庫シャッター設置 第一倉庫シャッター設置

加工室の共用スペースを分離/完全「1製品1部屋体制」が整いました!


本社工場の二つの加工室で共用していたスペースを、壁と間仕切りカーテンで分離しました。

完全「1製品1部屋体制」へ

受託粉砕の三本柱のひとつ「加工室-1製品1部屋体制-」

当社の受託粉砕事業では、設備・加工室・洗浄という受託粉砕の三本柱を掲げています。そのうちの加工室においては「1製品1部屋体制」を謳っており、お客様のご注文毎に専用の加工室を用意するというものです。

前に加工した材料が残らないように粉砕設備の洗浄とともに、加工室も十分に清掃した上で使用しますので、他の材料が混入する心配がありません。

本当に「1製品1部屋体制」?

ただし本当に「1製品1部屋体制」か?と言われると、社内でも少しクエスチョンマークがつく部分がありました。

古川工場は完全に「1製品1部屋体制」が整っていますが、本社工場の中には「1製品1部屋体制」には違いないが完全ではない箇所が1ヶ所ありました。

原料投入から粉砕、製品詰めの工程は独立した加工室で行っていましたが、工場スペースの都合で一部の工程は他の加工室とスペースを共用している部分があったのです。

この部分はこれまでのままでもハード面、ソフト面の対策によりクロスコンタミの可能性はごく小さかったものの、「1製品1部屋体制」を自信を持って謳うためには、改善の余地がありました。

完全「1製品1部屋体制」へ

この部分を改善するために、共用しているスペースを壁と間仕切りカーテンで分離しました。

これによって前述したクエスチョンマークは解消され、当社の受託粉砕事業には完全「1製品1部屋体制」が整いました。

完全「1製品1部屋体制」を含む受託粉砕の三本柱を活かして、今後もお客様に満足していただけるようにお仕事させていただきます。

本社で井戸を新設/地下水を活用しています


本社で新しい井戸を掘りました。

本社井戸の新設

地下水(井戸水)の活用

本社では従来から地下水を利用してきました。現在ではコンプレッサーの冷却水や消防用水として利用しています。

井戸の老朽化

2017年に入り、本社に2箇所ある井戸のうち第二工場側の地下水が汲みあがらなくなりました。調査した結果、老朽化により井戸が砂で埋もれたことが分かり、この井戸は廃止することになりました。

井戸を新設、今後も地下水を活用

コンプレッサー冷却のためには井戸水は必要不可欠なものであるため、新たに井戸を掘りました。

本社工場ではエアーを多く使用するタイプの粉砕機が主力なので、コンプレッサーは本社受託粉砕の生命を握っているほどの大切な設備です。そのため、コンプレッサーを冷却するための地下水もとても重要な役割を果たしているといえます。

井戸の新設によってこの先10年以上は安心して地下水を活用することができることと思います。

本社第二工場にも電気温水器を導入/設備洗浄の効率向上!


本社の第二工場に電気温水器を導入しました。

第二工場電気温水器導入

第一工場では既に電気温水器で洗浄作業を効率化

当社の受託粉砕では1製品毎に粉砕設備を分解して洗浄します。2014年3月に掲載した「設備洗浄用電気温水器を導入/作業者の負担軽減と洗浄効率UP!」にあるように、第一工場では既に設備の洗浄に電気温水器を使っており、回収機などに残留している粉体をお湯で効率よく洗い落すことができています。また冬季には作業者は冷たい水を浴びずに済むようになりました。

第二工場でもお湯を使えるように

第二工場にも設備洗浄場がありますが、こちらは今までも水を使っての洗浄でした。お湯で洗浄する方が効率的であるのは間違いないため、第一工場と同様に電気温水器を導入することになりました。

また、本社の第二工場はクリーンルーム仕様のため加工室に持ち込む設備に対しても、より一層の清浄度が求められますので、洗浄する際にお湯を使うことができてしっかりと洗い落すことができるというのは、この点においても一助となることと思います。

本社製造部に自動床洗浄機を導入/粉も汚れもない床に!


本社製造部に自動床洗浄機を3台導入しました。
(古川工場にも既に導入されています。過去の記事「自動床洗浄機を導入/いつでも粉の落ちていない床に!」でご紹介しました。)

自動床洗浄機

「粉砕屋さんの工場なのに粉が少しも落ちていないですね?」

来社された方にそんな言葉をいただけるよう、当社の工場の作業者は床掃除を絶やしません。粉体の充填作業の後や粉砕設備の解体後に粉がこぼれて床に落ちたときはもちろんのこと、それ以外にも隙間時間を見つけては掃除機やモップ掛けをしてくれています。おかげで床に粉が落ちている状態が放置されることはなく、工場中綺麗な状態を保つことができています。

自動床洗浄機でさらに綺麗な床に

掃除機やモップ掛けだけでは取りきれない汚れがあったり、なかなか綺麗にならない部分もあります。またモップ掛けによる水拭きで床が濡れたままだと、そこを歩行したりリフトで走行したりするだけですぐに汚れになってしまいます。

それに対して自動床洗浄機は、普段の清掃では取れない汚れまで落とすことができ、洗浄水も同時に吸い取ってくれます。ですから、モップ掛けよりも断然綺麗に仕上がります。もちろん清掃時間も短くなるので作業者の負荷の低減にもなります。

来社された方には「床に粉が落ちていないどころかピカピカですね!」とおっしゃっていただけるところまで達することができるよう、日常の清掃力をレベルアップしてしていきます。

自動床洗浄機
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