本社工場にエアコンを増設/社員を熱中症から守ります!


本社ではこの夏の酷暑を受けて、熱中症を予防するためにエアコンを増設しました。

本社の猛暑

今年2018年の夏は全国各地で連日猛暑となりました。当社の本社がある愛知県も名古屋市で猛暑日36日・最高気温40.3度、豊田市で猛暑日32日・最高気温39.7度となりました。本社所在地の東郷町は名古屋市と豊田市に挟まれた場所ですので、社員は両市に負けないほどの猛暑を味わっていました。

今までの暑さ対策

ひと昔前はエアコンが設置されている加工室はクリーンルーム仕様の第二工場くらいであり、第一工場ではスポットクーラーで暑さをしのいでいましたが、最近では徐々にエアコンが設置されてきていました。また数年前には工場の屋根を二重構造にしたおかげで、エアコンのない箇所でも場内温度をずいぶん下げることができました。

しかし、今年のような連日の高温猛暑となると熱中症の危険が例年よりも高く、エアコンなしでの作業は酷であり、作業効率も悪くなります。また、来年以降も猛暑となる可能性は大いにあり、社員の安全を守るためには加工室のエアコン完備は避けられないものとなっています。

エアコンを3室に設置

本社の工場ではエアコンが設置されていない加工室が6室ありました。今回はそのうちの3室にエアコンを設置しました。

残り3室は現状では部屋の構造上設置が厳しい状態ですが、社員の安全と効率的な作業のためには、早いうちに設置できるようにし、本社工場加工室エアコン完備を達成していきたいと考えています。

変電室増床と擁壁設置(古川工場)/室内スペースを確保し外観もすっきり!


古川工場では変電室の増床とそれに伴う地面拡幅・擁壁設置を行いました。

変電室の増床と擁壁設置

古川工場の変電室は室内で作業者が移動したり作業したりするのには少し手狭でした。

以前の変電室の外観

この手狭さを解消するために今回増床しました。これにより室内での移動・作業がスムーズに行えるようになりました。

増床後の変電室の外観

また、変電室を増床するにあたり、周辺の地面拡幅が必要となりましたので、新たに擁壁を設置して地面を拡幅・整備しました。

変電室とその周辺の外観は非常にすっきりとしたものとなりました。

 

 

 

配管フェルール化を進行中/社内規格配管のフェルール化完了!


2017年7月の「配管フェルール化を進行中/パッキン混入リスクゼロを目指します!」の中でご紹介しました古川受託粉砕部門の「配管の完全フェルール化2カ年計画」の途中経過としまして、この度、社内で規格化されている配管についてはフェルール化が完了しました。

配管フェルール化とは

当社の受託粉砕の粉砕プラントを大雑把に表すと原料ホッパー、粉砕機、回収機から成っています。これらの設備は複数の配管で連結されており、その中を粉体が通って送られるようになっています。

従来はフランジ継手の配管を使っておりましたが、フランジ継手の配管を接続するためには接続部にパッキンを使用する必要がありました。その為、パッキンが劣化していたりすると通過する粉体との接触によって削れて混入するリスクがありました。

このリスクを無くすためにパッキンを使用しないフェルール継手の配管に変更していこうという活動が配管フェルール化です。

社内規格配管のフェルール化が完了

昨期から順次フェルール化を進めてきて、この度、社内で規格化されている配管についてはすべてフェルール化することができました。フェルール化した配管の数は200本にのぼります。

社内規格配管がすべてフェルール継手なったことで、大多数の粉砕プラントでは配管の接続部にパッキンが使われることがなくなり、長年抱えていたパッキン混入リスクがゼロに近づきました。

完全フェルール化を達成し今以上に安心できる製品をお客様に

2カ年計画の完了期日は今期末です。今後は規格化されていない配管についてもフェルール化を推し進めていき、今期末までには完全フェルール化を達成できるようにしていきます。

完全フェルール化を達成しパッキン混入リスクをゼロとすることで、今まで以上に安心できる製品をお客様にお届けできるようにしていきます。

粉体回収機のホッパー部を改良/製品回収率向上を狙います!


製品回収率の向上を狙い、粉体回収機ホッパー部の改良をしました。まずは古川工場の粉体回収機1台を対象に、試験的に実施しました。

改良後の円錐型ホッパー部

従来の粉体回収機の課題

当社では粉砕した粉体製品を回収するためにバグフィルターを内部に持つ粉体回収機を使用しています。その粉体回収機の内部には粉体が付着し残留するので、製品回収率が低下するという課題が過去からあります。

粉体が回収機内に残留する箇所としては、バグフィルター、回収機側面、回収機下部のホッパー部ですが、今回はホッパー部に注目して改良をしました。

従来の四角錐型ホッパー部

ホッパー部分を逆円錐型に改良

従来の粉体回収機のホッパー部は逆四角錐型をしています。その角部に粉体が溜まりやすいとの考察結果から、角部のないホッパーにすれば粉体がスムーズに落ちていき、残留も減るだろうと考えました。

そこで試験的に製作したのが円錐型のホッパーです。

製品回収率向上を実感

円錐型のホッパーを取り付けた粉体回収機を使って製造したところ、現状では回収率を数字では評価してはいないものの、製造現場の実感としては上々とのことです。製造完了後に回収機を分解してホッパー部を確認した際の粉体の残留状況や、ホッパー部を洗浄する際の洗浄のしやすさからも実感できているようです。

今回改良したものによる評価も引き続き実施しながら、他の粉体回収機への展開も予定しており、多くの製品の回収率向上に繋げていきたいと考えています。

技術部に新しいTIG溶接機を導入/金属工作物の修理・製作の幅が広がります!


技術部(古川工場)にTIG溶接機を新たに導入しました。

必要不可欠な溶接機

当社には製造設備・施設の管理・メンテナンスを受け持つ部門があります。古川工場ではそれを技術部が担っています。

技術部では設備・施設の管理・メンテナンス業務のほか、製造現場で使用する治工具や架台等の工作物の修理・製作もしています。そのため様々な工作機械を所有しており、溶接機も金属工作物を修理・製作する上では必要不可欠なものです。

 

製造から27年経つTIG溶接機も

今まで使ってきたTIG溶接機は2台。1台は2000年製、もう1台は1990年製であり、製造から27年経つ溶接機を大事に使ってきました。

現在では当時のメーカーもTIG溶接機から撤退しているため、故障してしまったら代替部品も無く、使い続けるのは困難になってきていました。また1990年製の方は経年劣化も激しく出力も下がってきているので、溶接強度に不安がありました。

 

新しいTIG溶接機で修理・製作の幅が広がる

今回新たに導入したTIG溶接機は、ステンレスの溶接のほか、今まではできなかったアルミや真鍮の溶接ができます。出力も高くなるため、より厚みのある母材も溶接可能になります。溶接できるものの幅が広がったので、修理・製作できる金属工作物の幅も広がりました。

また、溶接部の酸化を防ぐ機能もあり、酸化による強度低下からの割れや欠けを防ぐことができるので、溶接した工作物の耐久性も今までより向上します。

溶接による修理はもちろんのこと、製造現場から求められる便利で役立つものの製作にも、おおいに活用していってくれることが期待されます。

原料課のフォークリフトをバッテリー車に変更/近隣の方への騒音を低減します!


原料課(古川)にバッテリーフォークリフトを導入しました。これまではガソリン車を使用していましたが、近隣の方への騒音を低減するためにバッテリー車に変更しました。

原料課バッテリーフォークリフト

道路挟んで向こうは住宅

当社の古川工場は、古川の街から15分ほど離れた山の中、畦畑という少し人里離れたところにあります。一方、原料課は古川の街の中にあるため、道路を挟んで向こう側には住宅があります。そのため、近隣住民の方のご迷惑にならないよう、仕事をする必要があります。

 

フォークリフトによる騒音を低減

当社の仕事にはフォークリフトは欠かせないものとなっています。フォークリフトも使い方によっては、近隣の方の迷惑になることもあります。フォークリフトの騒音もそのひとつ。会社としてはできるかぎり低減する配慮をしなければなりません。

バッテリー車はガソリン車に比べると、走行時の音が大幅に小さいので、騒音の低減に貢献します。

 

近隣の方のご理解なしでは、当社の事業繁栄もありません。今後も近隣の方への配慮を欠かさず、よい関係を築いていけるよう企業努力していきます。

 

古川工場の給水施設建屋を改築/今まで以上に安心して水が使えるように!


古川工場の給水施設の建屋を改築しました。

給水施設改築

 

給水施設建屋の老朽化

当社の古川工場には給水施設があります。山水や地下水をタンクに貯めて工場の各所へ給水しています。この給水施設はできてから数十年が経過しており、造りも古く老朽化も進んでいました。壁には隙間ができていたり、出入口もきっちりと閉められるような造りではなかったので、雨水が浸入したり風が吹き込んだりしていました。そのせいで場合によっては給水設備が故障する恐れもありました。

 

建屋改築、今まで以上に安心して水が使えるように

当社では山水・地下水を、コンプレッサーの冷却水、粉砕設備や粉砕室の洗浄、作業着や手袋などの洗濯に利用しています。給水ポンプ等は予備機も待機しいているので故障しても大きな影響は出ませんが、建物の老朽化が原因で給水設備が故障・停止し、工場内の機械や作業に影響してしまう可能性は少しでも減らしておくのが望ましいと考え、今回改築しました。

改築によって建屋は丈夫できれいな状態になり、雨風が吹き込むこともなくなりました。給水設備が雨、風にさらされる心配もなくなり、工場では今まで以上に安心して水が使えるようになりました。

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