2017年9月の原料課(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
今回、原料課では加工作業指示書の仕分け方法を改善しました。
<改善前の状態&問題点>
加工作業指示書のPFOA対応、未対応の物をそれぞれ分けてクリップでまとめ表に表示をして管理していましたが、頻繁に入れ替えを行う上にクリップが外れて混ざってしまう事もありました。また、見た目も似ているため間違えて使用してしまう恐れもありました。
<改善後の状態&効果>
透明のクリアファイルに分けて管理するようにしました。これにより入れ替えも容易になり以前よりも使用しやすくなりました。また、表示のラベルの色を分けることにより見た目も判別しやすくなりました。
2017年9月の品質保証部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
最終検査における製品下ろし作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
| ○ |
1 |
高さが高い製品を下ろす際、手を滑らせて製品が落下して作業者に当たり怪我をする。 |
| ◎ |
2 |
高さが高い製品を下ろす際、足場が安定していないところに乗って作業をするとバランスを崩し転倒する。 |
| ◎ |
3 |
テーブルリフトの上にパレットが何段も重なっていると高さが高くなり、製品を下ろす際無理な体勢になり腕や腰を痛める。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
| ※ |
1 |
高さが高い製品は一番上の段の製品を下ろしてからテーブルリフトに載せる。 |
| ※ |
2 |
高さが高い製品はテーブルリフトの上に空パレットが載っていない状態で載せる。 |
| ※ |
3 |
テーブルリフトに載せた製品の高さが高いときは脚立を利用する。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
| チーム行動目標 |
高さが高い製品を最終検査する際は一番上の段の製品が無理なく下ろせる状態にしてからテーブルリフトに載せ、テーブルリフトに載せた製品の高さが高いときは脚立を利用しよう。 |
| 指差し呼称 |
製品高さよし。脚立安定よし。 |
2017年9月の第1製造部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
M-4粉砕機の分解組み立て作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
| ◎ |
1 |
M-4本体(60kg)を1人で持ち上げると腰を痛める。 |
| ◎ |
2 |
M-4本体を1人で持ち上げると重さに耐えきれなくなり落として足にケガをする。 |
| ◎ |
3 |
M-4本体の扉が開いた状態で持ち上げると扉が閉まった時に指を挟む。 |
|
4 |
M-4本体に粉が付着したまま持ち上げると、手が滑って本体を落としケガをする。 |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
| ※ |
1 |
M-4本体を持ち上げる時は、必ず2人作業でおこなう。 |
| ※ |
2 |
M-4本体を持ち上げる時は、扉を閉めた状態で持ち上げる。 |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
| チーム行動目標 |
M-4本体を持ち上げる時は、扉を閉めた状態で必ず2人作業でおこなう。 |
| 指差し呼称 |
2人作業よし! 扉ロックよし! |
2017年9月の品質保証部(本社)のKY活動事例を紹介します。
以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。
テーマ
出荷前製品確認作業
1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!
以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。
| ○ |
1 |
パレットの角に足が引っかかり転倒して怪我をする |
| ◎ |
2 |
リフトの爪に躓いて転倒し怪我をする |
|
3 |
製品の角に身体をぶつけ怪我をする |
|
4 |
確認している作業者に気が付かず爪を挿してしまい作業者にぶつかり怪我をする |
| ○ |
5 |
中腰で確認中、腰を痛める |
| ◎ |
6 |
パレットの感覚が狭いと無理な体勢で確認しようとし腰を痛める |
◎:最重要危険ポイント/○:重要危険ポイント
3ラウンド:あなたならどうする?
上記の◎最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。
| ※ |
1 |
製品を確認する時は、リフトを移動させ作業をする |
| ※ |
2 |
パレットの間隔が狭い場合は広げて作業をする |
※:重点実施項目
4ラウンド:私たちはこうする!
上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。
| チーム行動目標 |
製品を確認する時は、パレットの間隔を確認しリフトを移動させてから作業をしよう。 |
| 指差し呼称 |
パレット間隔ヨシ! |
原料課(古川)にバッテリーフォークリフトを導入しました。これまではガソリン車を使用していましたが、近隣の方への騒音を低減するためにバッテリー車に変更しました。

道路挟んで向こうは住宅
当社の古川工場は、古川の街から15分ほど離れた山の中、畦畑という少し人里離れたところにあります。一方、原料課は古川の街の中にあるため、道路を挟んで向こう側には住宅があります。そのため、近隣住民の方のご迷惑にならないよう、仕事をする必要があります。
フォークリフトによる騒音を低減
当社の仕事にはフォークリフトは欠かせないものとなっています。フォークリフトも使い方によっては、近隣の方の迷惑になることもあります。フォークリフトの騒音もそのひとつ。会社としてはできるかぎり低減する配慮をしなければなりません。
バッテリー車はガソリン車に比べると、走行時の音が大幅に小さいので、騒音の低減に貢献します。
近隣の方のご理解なしでは、当社の事業繁栄もありません。今後も近隣の方への配慮を欠かさず、よい関係を築いていけるよう企業努力していきます。
古川工場の給水施設の建屋を改築しました。

給水施設建屋の老朽化
当社の古川工場には給水施設があります。山水や地下水をタンクに貯めて工場の各所へ給水しています。この給水施設はできてから数十年が経過しており、造りも古く老朽化も進んでいました。壁には隙間ができていたり、出入口もきっちりと閉められるような造りではなかったので、雨水が浸入したり風が吹き込んだりしていました。そのせいで場合によっては給水設備が故障する恐れもありました。
建屋改築、今まで以上に安心して水が使えるように
当社では山水・地下水を、コンプレッサーの冷却水、粉砕設備や粉砕室の洗浄、作業着や手袋などの洗濯に利用しています。給水ポンプ等は予備機も待機しいているので故障しても大きな影響は出ませんが、建物の老朽化が原因で給水設備が故障・停止し、工場内の機械や作業に影響してしまう可能性は少しでも減らしておくのが望ましいと考え、今回改築しました。
改築によって建屋は丈夫できれいな状態になり、雨風が吹き込むこともなくなりました。給水設備が雨、風にさらされる心配もなくなり、工場では今まで以上に安心して水が使えるようになりました。
2017年8月の総務部(古川工場)の5S活動事例を紹介します。
今回、総務部では食品専用エリア用安全靴(使用済み)入れを用意しました。
<改善前の状態&問題点>
食品専用エリア用の安全靴が毎週金曜日の夕方から月曜日の朝にかけて、5~6足洗濯に出されます。また食品専用エリアに来客があった後も洗濯に出されます。
安全靴置き場を設置していなかった為、流し台の下に製造部員が揃えて置いてくれていましたが、数も多く場所もとられる為に洗濯作業時や手洗い時に邪魔になっていました。
<改善後の状態&効果>
使用していなかった大きめの洗濯カゴを利用して「使用済 食品用安全靴入れ」と表示をして専用カゴにしました。製造部員にもカゴ内へ入れてもらうよう周知しました。写真では1足しか入っていませんが、靴を重ねて入れてもらいます。不要時はカゴを片付け、金曜日の夕方にカゴを用意しておきます。カゴに靴を入れてもらえる事で、洗濯や手洗い時に邪魔にならなくなりました。