古川工場の第4棟に外気取り込み用の送風設備を設置し、棟内の熱された空気を効率的に換気できるように改善しました。
第4棟の換気の問題点
第4棟では数年前に虫の侵入対策として棟内にクイックシャッターを設置しました。その為、換気がうまくされないようになり、粉砕設備から発生する熱が棟内にこもる傾向がありました。自然に囲まれて比較的涼しいとされる古川工場でも、第4棟内は夏場には40度近くになるところも。高温下での作業は熱中症の危険もあり、作業効率にも影響します。
このような酷な作業環境を改善するため、外気を取り込む送風設備を設置し効率的に換気できるようにしました。
送風設備の効果
比較的空気が冷たい河川側に空気の取り込み口を作り、送風機により冷たい空気を強制的に棟内に送り込むようにしました。冷たい空気はダクトを通じて棟の内部、換気効率がよくなるところまで送られます。また、既設の換気扇も換気効率がよくなるように移設をしました。取り込む空気はフィルターを通すため、防塵、防虫対策されています。
送風設備の効果は上々で、夏場の棟内のむっとする空気の感じが和らぎ、昨年の夏に比べたら過ごしやすい環境になりました。ダクトの吹き出し口に取り付けられた吹き流しの様子からも、冷たい空気がしっかり送り込まれてきている様子が見て取れます。