KY事例:撹拌溶解作業(10リットル以上) by開発部


2021年7月の開発部(古川工場)のKY活動事例を紹介します。

以下の作業をテーマとして取り上げ、KYT(危険予知訓練)を実施しました。

テーマ

撹拌溶解作業(10リットル以上)

1ラウンド:どんな危険が潜んでいるか?
2ラウンド:これが危険ポイントだ!

以下の危険が挙げられ、重要危険ポイントを設定しました。

1 撹拌開始時に撹拌器の回転数を高く設定してしまい、液滴が飛び目に入る
2 撹拌機に、撹拌棒を取り付ける際、棒を固定する器具を液体に落として、液体が跳ねて皮膚に付着する
3 高粘度液体の場合、撹拌機の固定が十分でないと、撹拌機が脱落し、足などに落下し怪我をする
4 高粘度液体の場合、容器が動き倒れたりし、液体がこぼれる
5 溶解熱が発生する物質の場合、容器に触れ火傷する
6 容器に液体を入れすぎると、回転数を高く設定すると液体が容器からあふれ、液体が体に付着する

:最重要危険ポイント/:重要危険ポイント

3ラウンド:あなたならどうする?

上記の最重要危険ポイントに対して、以下の具体的対策案が提案されました。

1 撹拌機の回転を開始する際は、回転数をゆっくり上げる
2 撹拌機と容器は動かないように、固定されていることを確認する
3 容器に液体を入れすぎない

:重点実施項目

4ラウンド:私たちはこうする!

上記の対策案を実施するために、以下のチーム行動目標と指差し呼称を設定しました。

チーム行動目標 撹拌溶解作業の際は、撹拌器及び容器の固定を確認し、ゆっくりと回転数を上げる
指差し呼称 固定、回転数よし