Evolution(進化) in 喜多村 Vol.10 (2010年7月発行)


39期も進化し続けます  代表取締役社長 北村眞行

 代表取締役社長 北村眞行

代表取締役社長
北村眞行

 進化論を遺したダーウィンは次のような言葉を残しています。

「生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、最も知的なものでもない。最も変化に適応できる種が生き残るのだ。」

100年に一度と言われる経済危機からようやく脱しつつある日本経済ですが、まさしく今、そのことが試されているときだと考えます。今こそ変化に対応して、そして、永続繁栄の道を記していかなければなりません。

そのためには、「進化」が最大のテーマであると考えております。進化と言いましても、品質、納期、コスト、環境など様々なものがありますが、これから先の将来においても、お客様に継続して弊社の製品・サービスをご利用いただけるよう「磨き続ける」ことが大切です。

また、「継続は力なり」ではなく、「進化は力なり」と考えます。同じことをし続けることの難しさは承知しておりますが、それだけでは「進化」は生まれません。現在有している技術を基に次のステップへ繋がる「進化」こそ、この時代を生き抜く「力」になるのです。

今年度は、弊社の基本となる粉砕技術を向上させ、「更に細かい粒度」、「更にシャープな粒度分布」を造り上げます。また、中国市場など海外へ注力し、国内だけでないグローバル企業へと突き進む計画です。喜多村が皆様よりご期待頂けるような会社となるよう、邁進いたします。

ニュースリリース

2010年2月25日、日本トライボロジー学会主催の『高分子材料のトライボロジー研究会』に参加いたしました。営業一課 課長 三國が弊社フッ素樹脂固体潤滑粉について発表を行いました。

2010年4月18日~23日に中国上海で開催された、プラスチック、ゴム工業見本市『Chinaplas 2010』に出展し、KT/KTLシリーズを紹介しました。現地では、日本の展示会の何倍もある会場で、計2144社が出展していました。その数ある出展社様の中で、喜多村ブースには沢山のお客様にご来場頂くことができました。

Chinaplas 2010

Chinaplas 2010

2010年5月17日~19日、日本トライボロジー学会主催の『トライボロジー会議 2010 春 東京』が開催され、喜多村展示ブースを設け商品を紹介しました。また弊社フッ素樹脂固体潤滑粉について、営業一課 橋本が発表を行いました。

トライボロジー会議

トライボロジー会議

2010年6月28日、フッ素樹脂工業会主催の『第64回フッ素樹脂講習会』が開催され、営業一課 課長 三國が弊社フッ素樹脂固体潤滑粉について発表を行いました。フッ素樹脂工業会会員として、今後も積極的に業会の活動に参加いたします。

第64回フッ素樹脂講習会

第64回フッ素樹脂講習会

毎年、各種展示会、学会、講習会に参加しております。お会いする機会がありましたら、是非お声掛け下さい。

フッ素樹脂潤滑用添加剤の新製品登場です!

喜多村は、会社設立よりフッ素樹脂潤滑用添加剤を製造販売し、本年度で39期を迎えました。添加剤に特化した歴史の中で、カタログに記載されていない各種グレードを持ち合わせております。その一例をご紹介します。

新グレード KTL-8FH(KTL-8Fの耐熱性を改良しました!)

KTL-8Fと同じようなPTFEで耐熱性の高いグレードはないの?とのお問い合わせから生まれたのが、KTL-8FHです。

フッ素樹脂潤滑用添加剤KTL-8FHは、未焼成のPTFEファインパウダーの凝集粒子です。

KTL-8Fの高分子量グレードであるため、耐熱性が高く、汎用プラスチック、ゴム用塗料、グリスに添加して頂くと、さらに優れた耐摩耗性を付与することが出来ます。また、KTL-8Fと同様に比表面積が大きいため、液体中に分散した場合、沈降しにくいという特徴があります。

PES、シリコーン、セラミックベースの工業用非粘着塗料にも使用可能です。

PTFE添加の効果が今一つ発現されていない場合、塗膜の表面にPTFE粒子が出ていないことが原因の場合があります。この製品は、吸油量が大きく塗膜の表面に出やすいことも特徴ですので、是非お試し下さい。サンプル発送賜ります。

KTL-8FH 粒度分布

KTL-8FH 粒度分布

KTL-8FH 電子顕微鏡写真

KTL-8FH 電子顕微鏡写真

この他にも、各種グレードを持ち合わせておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。