Evolution(進化) in 喜多村 Vol.1 (2009年1月発行)


進化がテーマ!  代表取締役社長 北村眞行

代表取締役社長 北村眞行

代表取締役社長 北村眞行

2009年は、想像を超えた激動の年となると言われています。昨年の「リーマン・ショック」以降の急激な経済の落ち込みは、特に製造業において、非常に厳しいものとなっております。

当然ながら弊社においても、これらの経済状況の影響を受けておりますが、企業が早期にこの危機を乗り越えるために必要なこととして、「進化」が最大のテーマであると考えております。

進化と言いましても、品質、納期、コスト、環境など様々なものがありますが、これから先の将来においても、お客様に継続して弊社の製品・サービスをご利用いただけるよう「磨き続ける」ことが大切です。

その一端を紹介するものとして、このニュースレターを今後定期的に発行させていただき、お客様にお届けさせていただきます。是非ご一読いただき、弊社の「進化」の様子をご覧いただけましたら幸いに存じます。

目指します!気配り営業ウーマン  営業部 営業3課 杉元

2008年4月に晴れて喜多村の社員となりました杉元です。受託粉砕の営業活動をしています。学生時代に学んだ物質分析学とは、理系というくらいしか繋がりのない『粉』の世界に足を踏み入れて、10ヶ月が経ちました。全くの素人が粉砕を軸に営業することに不安はありましたが、入社後すぐの古川工場3ヶ月研修、本社製造部半月研修にて、粉について、粉砕について沢山学びました。実際の粉砕現場(設備の解体・洗浄・組み立て・稼働・袋詰め)から、品質保証、生産管理へと、製品がどのように動いているか各現場に入ってこそ分かることもあり、貴重な経験ができました。

最近は、目で見て得た知識を言葉に変えてお客様に説明する難しさを感じています。技術営業として早く一人前になれるよう日々精進し、細かい気配りで安心して任せられる営業ウーマンを目指します。

5μm以下が高精度に得られます!

今回は当社が保有する粉体設備の中から高性能粉砕機と高精度分級機を紹介します。粉砕能力、分級能力そしてコンタミレスといった点で粉体業界を代表する粉砕・分級設備です。

カウンタジェットミル100AFG -ホソカワ/アルピネ製- (高性能粉砕機)

カウンタジェットミル100AFG

カウンタジェットミル100AFG

この粉砕機は対向ジェットエアーの衝突を利用した高性能な流動層式のジェットミルです。原料同士を衝突させることで機械の摩耗の問題が少なく、また内蔵された分級機によりシャープな粒度分布を得ることができます。原料の真比重により異なりますが、5μm以下の粉末を得ることができます。

100AFGはコンパクトな粉砕機のため、1kg前後の原料でテスト粉砕が可能です。

さらに、当社が保有している「200AFG」や「400AFG」へのスケールアップをスムーズに行うための指標ともなります。また、無機物対応可能な仕様となっています。

ターボプレックス50ATP -ホソカワミクロン/アルピネ製- (高精度分級機)

ターボプレックス50ATP

ターボプレックス50ATP

この分級機は高精度な風力分級機です。分級ロータの回転による遠心力と気流による向心力のバランスによって任意の分級が可能です。カウンタジェットミルと組み合わせて、分散された原料を投入することで高精度の微粉カット・粗粉カットを行うことができます。

原料の真比重により異なりますが、5μm以下の粉末を得ることができます。

50ATPはコンパクトな分級機のため、3kg前後の原料でテスト分級が可能です。さらに当社が保有している「100ATP」へのスケールアップをスムーズに行うための指標となります。100AFGと同じく無機物対応可能な仕様になっています。