8月18日(火)、当社古川工場の地元飛騨市古川町にある古川中学校の生徒、先生方が工場見学に来社されました。
>> 古川中学校 学校ニュース 「物づくりへのこだわりを探る~リサーチThe愛郷心~」
古川中学校では「自分とふるさとの良さに気づくプロジェクト ”リサーチ!The 愛郷心”」という取り組みをされており、今年度で3年目を迎えられました。今年度は地元の製造系企業の「ものづくりへのこだわり」を知るというテーマで、当社を含め地元企業4社を見学されました。
当社では、受託粉砕とフッ素樹脂潤滑用添加剤の製造を事業としていますが、一般の方々にはどちらもなじみが薄く、何をやっているのかなかなかイメージしにくいと思います。工場見学では、中学生のみなさんにもなるべく分かっていただけるよう噛み砕いて説明をさせていただいたつもりではありますが、それでも伝えきれなかった部分もあったと思い、申し訳なく思います。そんな中でも、先生や生徒のみなさんが、一生懸命耳を傾けていただけましたことはたいへん嬉しく思いました。
校長先生からは後日、御礼のお手紙をいただきまして、
”貴社の説明に関わって下さった皆様は、自社製品への自信と誇りに満ちておられました。国内はもとより世界に認められるまでに至る努力と苦労と改良があったからこそ、そのパワーとエネルギーがほとばしっていました。”
という、大変嬉しいお言葉をお寄せいただきました。当社の社員が、自社の受託粉砕、フッ素樹脂潤滑用添加剤の製造という事業に誇りをもって仕事できているんだということを改めて認識させていただきました。
また、生徒のみなさんからも、大人とは違った視点からの感想をお寄せいただきましたので、紹介させていただきます。
リサーチThe愛郷心2015「追跡1ものづくりへのこだわり」参加者の感想 (株)喜多村
- 出荷する製品を梱包する段ボールをテープで留めることにも気を配り、買ってくれるお客様が気持よくつかっていただけるように心がけておられるこだわりがすごいと思いました。
- 受託紛体加工については、ミクロ単位の粒子にまで粉砕している技術もすごいと思いましたが、次に使う前に他のものと混ざらないように使った機械を一度分解して、ねじ一本まで手洗いで洗浄してまた組み立てる徹底さがすごいと思いました。
- 工場内が粉砕した粉も落ちていなく、たいへんきれいで、製品の品質を守るためのそのようなこだわりがすごいと思います。
- いたる所に様々な注意書きがしてあり、ひとつひとつの作業に気持ちを込めて取り組んでいる姿勢を感じた。
- 学校の部活動のように、強いチームは礼儀正しいのと同じで、いい会社は身の周りの整理整頓ができているのだと思った。
- 古川にも世界に劣らないすごい技術があることが分かった。
- 生産する中で出てくるゴミの処理も、他の業者に引き取ってもらうために工夫や社会のためにすべきこと、環境への配慮など社会の信頼を得ることが不可欠であるという考えに感動しました。
- もっと作業の効率を良くしたりゴミを出さないようにしたり、コストダウンができるかを社員の方からアイデアを出して発表会をしていることで、一人一人が会社の一員として努力しているのだと思いました。
- 粉体加工は日本に数社しかない技術であり、「オンリー1」の製品づくりをする独自の製品を持っているという誇りがあるという言葉に感動しました。
今回の工場見学を機に、地元の中学生のみなさんに喜多村のことを少しでも分かっていただけ、さらには地元飛騨市への愛着や誇りを高める一助となっていれば幸いです。