Evolution(進化) in 喜多村 Vol.47 (2017年3月発行)


社長挨拶

2017年新年

株式会社喜多村は1972年の創業以来45年にわたり、創業者のパイオニア精神を継承し、フッ素樹脂潤滑用添加剤事業を展開してきました。

これだけ永く事業を続けてこられたのは、弊社のフッ素樹脂製品が「400℃高耐熱PTFE添加剤」という、世界的に見てもユニークな価値を持つからだと考えております。

これからも機能、品質、納期などのレベルアップを計り、将来においてもお客様に継続して弊社の製品・サービスをご利用いただけるよう、磨き続けてまいります。

 弊社の進化や社風などを紹介するものとして、このニュースレターを今後も定期的に発行させていただき、お客様にお届けさせていただきます。是非ご一読いただけましたら幸いに存じます。

株式会社喜多村 代表取締役社長 北村眞行

展示会情報

第6回 高機能プラスチック展に出展します

第6回高機能プラスチック展

2017年4月5日(水)~7日(金)、東京ビックサイトにて第6回高機能プラスチック展が開催されます。

出展場所:東6ホール 高機能樹脂ゾーン 27-23

本年も喜多村は、PTFE潤滑用添加剤と受託粉砕の2本柱で出展します。

会場では、新製品「KT-300M-FFT」(詳細は新製品紹介の項にて)を展示します

KT-300Mの耐熱性はそのままに、流動性を著しく向上させた新製品です。

 

エヌプラスに初出展しました

エヌプラス

2016年9月28日(水)~30日(金)、東京ビッグサイトにて開催されたエヌプラスに初出展しました。

予想を大幅に超えるご来場を頂き、カタログが尽きかけるほどの大盛況となりました。

足をお運び頂いた皆様、この場を借りてお礼を申し上げます。

 

新製品紹介

KT-300M-FFT

KT-300Mの耐熱性はそのままに、流動性を著しく向上させた新製品 KT-300M-FFTを開発しました。
KTL-シリーズと同様、サイドフィードが可能です。
製品中における分散不良のリスク低減も期待できます。

KT-300Mは世界最高耐熱のPTFE添加剤であり、融点以上の400℃超でも分解・メルトフローしないという特徴があります。

この特性を活かして、PEEK、半芳香族PAなど高温下で使用する樹脂、酸性ガスに弱いPOMなど、熱可塑性・熱硬化性樹脂、ゴム、エラストマーに幅広く展開されています。

その反面、KTLシリーズと比較すると流動性が悪く、コンパウンド時に一手間必要な一面がありました。この問題を解決するためKT-300Mの表面改質を行い、流動性を大幅に改良した新製品 KT-300M-FFTを開発しました。

熱分解曲線

流動性の比較のため、白色の砂時計にKT-300M-FFT、茶色の砂時計にKT-300Mを入れました。前者は粉が落ちていますが、後者はほとんど落ちていません。また前者は壁面への付着が少ない事も見て取れます。

流動性比較 流動性比較動画 推奨コンパウンド工程

KT-300M-FFTの使用により、作業の効率化が期待できます。
今まで設備面などで、KT-300Mの使用が困難だった方にも有用です。
サンプルのご依頼・お問合せは、下記連絡先または各営業担当まで。

株式会社喜多村 営業部 営業1課
電話番号:052-803-5151
Fax:052-803-5190
mail:info@kitamuraltd.jp