Evolution(進化) in 喜多村 Vol.35 (2015年3月発行)


社長よりご挨拶:信頼されるカンパニーを目指して

代表取締役社長北村眞行

株式会社喜多村
代表取締役社長
北村眞行

株式会社喜多村は、1972年の創業以来40数年間にわたって創業者のパイオニア精神を継承し、フッ素樹脂潤滑用添加剤事業を展開してきました。これだけ永く事業を続けてこられたのは、「400℃高耐熱PTFE添加剤」という世界的に見てもユニークな価値を持つ製品であるということと考えております。

今、世界はめまぐるしく変化を遂げています。その中でお客様のご要望を満たすためにはどうするのか、会社としてどう動くのかを常に考えていかなければなりません。これからも、現状に満足することなく、さらに株式会社喜多村の価値と”手を尽くす”という取り組み姿勢を磨き続けてまいります。こうすることで、お客様の一歩先を行き、信頼されるカンパニーの実現に近づくことができるものと考えております。

企業価値認定を頂きました

企業価値認定証

2015年2月4日に企業価値認定を頂きました。

企業価値認定とは一般社団法人 企業価値協会が、「お客様や社会から強く必要とされる特徴的価値を有する」

と認めた企業に対して、「企業価値」を認定する制度です。

今後もさらなる特徴的価値を生み出し、お客様や社会に貢献できるよう、喜多村は進化を続けて参ります。

高機能プラスチック展に出展します

高機能プラスチック展

昨年の弊社ブースの様子

本年も高機能プラスチック展に出展します。

日時:2015年4月8日[水]~10日[金]
       10:00~18:00(最終日は17:00終了)
会場:東京ビッグサイト 東ホール 12-38

皆様のご来訪を心よりお待ちしております。

400℃高耐熱の新製品:KTL-610A

PEEK、芳香族PA、PES、熱可塑性PI、PEI、PAIなどの成形温度の高い樹脂への添加用に、新製品KTL-610Aを開発しました。KTL-450Aと同等の分子量でありながら、KTL-610相当の粒径を実現しています。

  • KTL-610、KTL-620より分子量が高いため、これらで耐熱性・耐摩耗性が不足している場合、またKTL-450Aの粒子径が大きすぎる場合に有用です。
  • KTシリーズでしか対応できなかったスーパーエンプラへの添加も可能です。
  • FDA CFR Title 21 177.1550に対応し、食品接触用途の樹脂への添加が可能です。
物性 測定方法
MAX粒子径 62.23µm以下 湿式レーザー回折散乱法
50%粒子径 12.00±3.00µm 湿式レーザー回折散乱法
見掛け密度 0.45±0.10g/ml以上 JIS-K-6891
融点 325℃~335℃ DSC
耐熱温度 430℃ TG

 

KTL-610A粒度分布

 KTL-610A SEM写真